松江市ガス局のカーボンニュートラルLNG供給証明書の受渡しの様子。(左から)松江市の講武副市長、松江市ガス事業管理者の山内ガス局長、ENEOS冨士元ガス事業部長、野地天然ガス販売グループマネージャー、ENEOSキャラクターのエネゴリくん。
ENEOS(エネオス)は11月18日、海外森林保全プロジェクト由来の二酸化炭素(CO2)クレジット(※)を活用した同社初となる「カーボンニュートラルLNG(液化天然ガス)」の販売を開始すると発表した。
また、このLNGの売買契約を、松江市ガス局および出雲ガスと締結し、供給を開始した。
エネオスが今回販売するカーボンニュートラルLNGは、インドネシア等の森林保全といった環境保全プロジェクト等により創出されたCO2削減効果を、信頼性の高い検証機関が認証したCO2クレジットと、天然ガスの採掘から燃焼に至るまでの工程で発生するCO2を相殺して実質ゼロにしたもの。地球規模での温室効果ガス排出量削減に加え、現地での雇用の創出や生物多様性の保護等、SDGsの目標達成にも貢献すると云う。
エネオスは今回、このLNGの売買を開始すると共に、松江市ガス局および出雲ガスと販売契約を締結。松江市ガス局内および出雲ガスが都市ガス製造設備や事務所で使用するガスとして、LNG基地より供給する。
エネオスは、今後も、国内で出資・運営するLNG基地(釧路、八戸、水島)を中心に、脱炭素の推進に取り組む顧客にカーボンニュートラルLNGを供給することで、地球規模での温室効果ガス排出量削減に寄与。
同事業の積極的な推進を通じて、持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)の目標7の「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」および目標13の「気候変動に具体的な対策を」の達成に貢献していくとしている。
[会社等概要]
<松江市ガス局>
– 松江市ガス事業管理者ガス局長:山内 政司
– 事業開始年月:1930年4月
– 所在地:島根県松江市平成町182番地42
– 事業内容:都市ガス製造・供給・販売/LPガス販売/ガス機器の販売。
<出雲ガス>
– 代表取締役社長:森山 恵介
– 設立年月:1958年3月
– 所在地:島根県出雲市上塩冶町2388 番地1
– 事業内容:
都市ガス製造・供給・販売/ガス器具・住設機器販売/LPガス販売/電力小売り。
(ENEOS)環境報告 環境に配慮した商品・サービスの提供と開発:https://www.eneos.co.jp/company/csr/environment/products.html