ENEOSホールディングス(以下、エネオスHD)は9月21日、同社の元代表取締役会長でグループCEOの杉森務氏の辞任(2022年8月12日付)理由に関する、週刊誌Webサイト(デイリー新潮)等による報道を受けて、コメントを発表した。
報道は、杉森会長辞任の背景に沖縄の高級クラブでの女性への性加害があったためとするもの。エネオスHDでは当初、会長の辞任理由について一身上の都合とのみ発表していた。
コメントの内容は、以下の通り。
[当社元会長に関する一部報道について(原文ママ)]
人権尊重、コンプライアンス徹底を経営の最優先事項と位置付けているにもかかわらず、今回の一部報道にあるとおり、元会長自らがこれに背く行為を行ったことは、極めて遺憾です。
被害を受けられた方に深くお詫び申し上げますとともに、ステークホルダーの皆様にご迷惑、ご心配をおかけすることとなりましたことをお詫び申し上げます。
これまで、被害を受けられた方のプライバシー保護を最優先とし、元会長の辞任の背景についての言及を控えておりました。
当社は、被害を受けられた方から一報を受けた後、ただちに、社長指揮の下で事実関係の調査を行い、元会長が不適切な言動に及んだと判断し、社長から辞任を求めました。元会長も深い反省を示し辞任届を提出したことから、当社取締役会は、これを受け入れることとしたものです。
今後は、社長のリーダーシップのもと、全社一丸となり、ステークホルダーの皆様のご期待にお応えすべく、社業にまい進してまいります。