ENEOS(エネオス)は11月19日、採掘から燃焼までのサプライチェーンで排出されるライフサイクル全体の温室効果ガス排出量をカーボン・クレジットで相殺した「ENEOSカーボン・オフセット燃料」の販売を、全国の特約店・販売店に対して同日より開始すると発表した。
同社では、今年1月から法人需要家向けのカーボン・オフセット燃料の販売(※1)を行ってきたが、今回、全国の特約店・販売店に販路を拡大し、より幅広い人たちにカーボン・オフセット燃料を提供する体制を構築。
その商品ラインナップには、使用する燃料の温室効果ガス排出量に対してボランタリークレジット(※2)にて、100%、50%、10%分オフセットした燃料に加えて、要望に応じてJ-クレジット(※3)でオフセットしたものも用意し、販売の際には、温室効果ガス排出量をオフセットした証明として、同社がオフセット量を記載した証書を発行する(※4)。
*上記の他にも、要望に応じてカーボン・クレジットの種類を選択することも可能。
※1:(エネオス)カーボンオフセット燃料の販売開始について (2024年1月のニュースリリース/PDF)。
※2:民間機関が発行する、企業の自主的な排出量削減の取り組みに利用可能なカーボン・クレジット。
※3:日本国内での温室効果ガス削減分に対して日本政府が公的に認証するカーボン・クレジット。地球温暖化対策の推進に関する法律(温対法)に基づく温室効果ガス排出量の算定・報告・公表制度に活用可能。
※4:エネオスは、当該燃料の販売に関して、国際規格により第三者認証機関として認定を受けている日本海事協会 より、クレジット付与等の妥当性について第三者認証を受けている。
エネオスは、カーボンニュートラル社会の実現に向けた移行期に於いて、カーボン・クレジットを活用したオフセット燃料を展開することで、社会全体の温室効果ガス排出削減に貢献していくとしている。