ENEOSホールディングスは7月20日、ENEOSイノベーションパートナーズ合同会社を通じて、Luupへ出資した。両社は今後、電動・小型・一人乗りの電動マイクロモビリティの社会普及に向けての協業を開始する。
今後の超高齢化社会においては、ワンマイルの移動手段が不十分であることによる買い物難民や高齢者の自動車事故といった課題が予想され、それを解決する乗り物として電動マイクロモビリティ(※1)が注目されている。
Luupでは、マイクロモビリティのシェアリング事業を通して、日本に新しい短距離移動インフラを創ることを目指し、今年5月から電動アシスト自転車のシェアサイクルサービス「LUUP(ループ)」を、渋谷区、目黒区、港区、世田谷区、品川区、新宿区の6エリアの一部で提供している。
「持続可能なモビリティインフラ」をテーマに革新的事業の創出を目指すENEOSホールディングスは、昨年度に開催したアクセラレータープログラム(※2)において、電動キックボードをはじめとする電動マイクロモビリティのシェアリングに関するLuupの事業提案を採択。以降、Luupとの協業について検討を進めてきた。
両社は今回の協業を通じて、2023年を目処に電動マイクロモビリティのシェアリングと最適なエネルギー供給体制の構築を行い、誰もが自由に移動できる社会の実現を目指す。
また、日本国内における電動マイクロモビリティ普及の課題である規制への対応についても連携していく予定だ。
※1:協業では、世界的に普及が進んでいる二輪電動キックボードを皮切りに、充電インフラの拡充を目指し、高齢者も安心して乗ることができる四輪電動キックボードやシニアカーなどの普及も目指す。
※2:「JXTGグループ(当時の名称)アクセラレーター2019」最終選考会を開催 事業共創に向けた仲間6社を決定!(2019年11月7日プレスリリース/PDF)<https://www.hd.eneos.co.jp/newsrelease/20191107-02-0906370.pdf>
[会社概要]
<ENEOSホールディングス株式会社>
– 代表者:代表取締役社長 大田 勝幸
– 所在地:東京都千代田区大手町1-1-2
– 事業内容:
エネルギー事業、石油・天然ガス開発事業、金属事業を行う子会社およびグループ会社
の経営管理ならびにこれに付帯する業務。
<ENEOSイノベーションパートナーズ合同会社>
– 代表者:社長 矢崎 靖典
– 所在地:東京都千代田区大手町1-1-2
– 事業内容:未来事業推進のための投資およびその管理
– 設立日:2019年10月1日
– 株主構成:ENEOSホールディングス100%
<株式会社 Luup>
– 代表者:代表取締役社長兼 CEO 岡井 大輝
– 所在地:東京都渋谷区東1-8-4 INO SHIBUYA1-2F
– 事業内容 :電動マイクロモビリティのシェアリングサービス「LUUP(ループ)」の提供。
– 設立日:2018年7月
– 従業員数:15名(2020年7月時点)
【備考】マイクロモビリティ推進協議会を2019年5月に設立し、代表者岡井氏が会長に就任。2020年5月から、電動アシスト自転車のシェアサイクルサービス「LUUP(ループ)」を、渋谷区、目黒区、港区、世田谷区、品川区、新宿区の6エリアの一部で提供。
■Luup:https://luup.sc/