
ENECHANGE( エネチェンジ )は2月6日、官民連携による新しいサステナブルな旅のスタイルを推進する「GREEN JOURNEY( グリーン・ジャーニー )」に参画した。同プロジェクトは、日産自動車と日本旅行の2社が発起人となって、旅行者へサステナブルな旅のスタイルを提案するもの。
より具体的にGREEN JOURNEYとは、環境に優しい移動手段や宿泊施設、アクティビティを通じて、地域の文化や自然と触れ合う新しい旅のスタイルを打ち出していくもの。このプロジェクトは、旅行に伴うCO2排出量の削減率を可視化し、環境保全型アクティビティを取り入れることで、より身近にSDGsに貢献していく取り組みの一環。GREEN JOURNEYのツアー第1弾は、2024年8月に熊本県阿蘇市と三重県志摩市でプロジェクトがスタートした。
そんなGREEN JOURNEYは産学官の連携が基本スタンス。先の2社に加え、JRグループ、地球の歩き方、おてつたび、TBWA HAKUHODO、Earth hacks、日本ジオパークネットワークなど全14社で「GREEN JOURNEY推進委員会」を発足させ、以降も賛同企業数は増加し続けている。
同プロジェクトの最も大きな特長は、自動車旅行の際に環境負荷が低い電気自動車(EV)を利用すること。但しEVを利用した快適な旅行を実現するためには、EV充電スポットが不足していることから「電欠」への不安や、場合によっては目的地やスケジュールの変更を余儀なくされる場合がある。加えて充電スポットの場所が分かりづらいことや、決済の不便さ、充電カードが使えないといったことなどが、旅行者の満足度を下げる要因に繫がる可能性もある。
そこでエネチェンジは、このプロジェクトへの参画を通じて自治体や賛同企業と連携。GREEN JOURNEY対象地域でEV充電インフラの整備を進めることで、環境に配慮した持続可能な観光の実現に貢献していきたい考え。
もとよりGREEN JOURNEYでは、2033年までに200地域の整備と延べ1,000万人の利用を目指しているため、エネチェンジは、EVを利用して快適でストレスのないサステナブルな旅行体験を提供するべく自治体や賛同企業と連携して対象地域の観光地や宿泊施設に於ける充電インフラ整備を推進していく構えだ。
ENECHANGE参画による連携概要
・充電スポットの整備
EVユーザーが電欠の不安を感じることなく観光を楽しめる環境を整備するために観光施設では「ちょい足し充電スポット」、宿泊施設には「フル充電スポット」となるEV充電器を設置して旅行中の利便性を向上させる。
特に、観光施設で充電ができるようにすることで、これまでは退屈だった充電の待ち時間を美しい自然や魅力的な文化を楽しむ観光の時間へと変えることを目指す。またEV充電器を設置したい事業者に対してはEV充電エネチェンジのサービスを提供することで充電設備の設置から運用までをトータルサポートする。
・公式のLINEミニアプリとEVsmartが連携してEV充電器マップを提供
GREEN JOURNEYの公式LINEミニアプリと、充電器検索サイトEVsmartを連携させてEV充電器マップを完成させる。EV充電のアプリでは充電器の空き状況確認、充電と決済が簡単に行うことができ、車種登録によって最適な充電計画を提示することができるようにする。
・ENECHANGE予約特設サイト:https://www.nta.co.jp/kokunai/greenjourney
・ENECHANGE共同体サイト:https://www.greenjourney-project.jp/