EXxは4月23日、産業競争力強化法に基づく「新事業特例制度」を用いた電動キックボードの公道での実証実験の計画が認定されたことを発表した。
この実証実験では、道路交通法上の扱いが「小型特殊自動車」となり、ヘルメット着用の任意化や最高速度が15km/hとなるなど、複数の走行条件の変更が適用される。
なお、今回認定を受けたのは、EXx、mobby ride、Luup、長谷川工業の4社。
■特例措置の内容
・道路交通法における区分:小型特殊自動車(※道路運送車両法上は、現行法と同様「原動機付自転車」の扱いとなる)
・速度制限:最高15km/hに制限
・走行場所:車道に加えて、前回と同様「普通自転車専用通行帯」(通称「自転車レーン」)の走行が可能。更に、「自転車道」と「一方通行だが自転車が双方向通行可とされている車道」も走行可能となる。
・走行時のルール:新たにヘルメットの着用が任意(安全の観点から着用は推奨)となる。免許の帯同や自賠責保険の加入などは引き続き義務。
・機体要件:引き続き、ナンバープレートやミラーの装着など原動機付自転車に求めれる保安基準を満たす必要がある。
■実証実験の概要
【実施期間】
・開始:2021年4月23日(金)以降、事業者により異なる
・終了:2021年10月予定
【実施エリア】
・EXx:東京都渋谷区、世田谷区、千葉県柏市、神奈川県藤沢市、兵庫県豊岡市
・mobby ride:福岡県福岡市、兵庫県神戸市(予定)
・Luup:東京都渋谷区、新宿区、品川区、世田谷区、港区、目黒区、大阪府大阪市
・長谷川工業:千葉県千葉市の一部、大阪府大阪市