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2020年11月17日【エネルギー】

ELDIM、新型コロナウイルス高速検査にams技術を選ぶ

NEXT MOBILITY編集部

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ams(日本法人ams ジャパン)は11月17日、フランスを拠点とする光学測定技術と関連ソフトウェアおよびハードウェア設計のプロバイダー、ELDIM へ最新のセンサ技術を提供することを発表した。

 

 

分子生物学を活用した新型コロナウイルス感染症(COVID-19、ウイルス名:SARS-CoV-2)のポイントオブケア検出ソリューションの開発をサポートし、従来は医療機関において数時間、数日かかっていた結果をわずか40 分で取得することが可能。ams AS7341L スペクトルセンサソリューションに基づき特別に開発されたセンサシステムは、確かな信頼性によってウイルス粒子の増幅されたRNA のスペクトル分解読出しを実現し、高品質の医療診断を提供するams のポジションを強化するとしている。

 

 

光学測定は光を使用することで、高精度が要求される研究分野において測定単位に新たな基準を確立する。臨床現場即時検査に注力するバイオテック分野のスタートアップであるLoop Dee Science、小型化され常時接続されたフォトニックセンサの設計企業であるLRX Technologies、産業用リーダーメーカーのELDIM、科学的情報と臨床面の監修を提供するカーン・ノルマンディー大学病院(CHU Caen –ウイルス学部)によるチームが、数か月にわたってこのプロジェクトに積極的に取り組んできた。これらはすべて、フランスのノルマンディーに所在している。結果として、LoopXplore COVID-19 解析キットと、携帯式の業務用自動診断デバイス、LoopX が誕生した。

 

 

 

専門的な医療環境でのPCR 検査の小型化

 

PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)検査は、現在実施されている遺伝子試験の多くにとってなくてはならないものであり、新型コロナウイルスの検査として最も普及している方法である。しかし、データを活用・解釈するために必要な機器や専門知識は非常に専門的、また高価なため、大規模な研究所でのみ利用されている。対照的に、ELDIM とパートナー組織が開発した新たな検査は、等温増幅技術を使用し、大掛かりな機器を使用せずにウイルス自体を検出できる。これにより患者さんは健康状態についてほぼ瞬時に、非常に正確なフィードバックを得られ、ウイルスの拡散を防ぐことができる。

 

 

新型コロナ医療向上のために協力

 

ams のEMEA 地域でセールスとマーケティングのシニアバイスプレジデントを務めるパスカル・フィリッポン(Pascal Philippon)は次のように述べている。「ELDIM の高精度技術と設計にパートナー組織の技術と臨床情報を組み合わせ、さらにams の非常に高性能かつ高精度なスペクトルセンサを追加することで、精度を犠牲にすることなく、PCR 試験よりも速く、より柔軟な読出しを小型化させることができました」

 

ELDIM の社長兼CEO、ティエリー・ルルー(Thierry Leroux)は次のように述べている。「ELDIM はこれまでも常に、様々な産業分野において複数のスタートアップと共に新規プロジェクトのサポートに注力してきました。この重要なプロジェクトでは、当社はLoopX ソリューションのセンサと解析面を監督しています。当社が実績を持つハイエンドの量産工程と生産能力が、保健当局と将来のユーザーへ最高の品質と信頼性を提供します」

 

ams のAS7341L スペクトルセンサの詳細情報:https://ams.com/AS7341L

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。