
資源リサイクルよる循環社会の実現を目指すリファインバースグループは3月17日、スーパー耐久シリーズに出場する「エヴァンゲリオンレーシング」をサポートする。
そもそも同社は20年以上前からサーキュラーエコノミーを実践。オフィスや施設で大量に廃棄されるタイルカーペットを、水平循環型リサイクルを実現した再生素材 「リファインパウダー」にするため自社工場で回収・再生をおこなう事業。
2023年からは鳥の羽根「フェザー」を原料にした新しいバイオ素材「ReFEZER」(リフェザー)を開発し新事業を開始。また廃漁網や廃車から回収したエアバッグからは、高品質リサイクルナイロンペレット「REAMIDEⓇ」(リアミド)へ再生する独自技術を開発するなど、ビジネスの力で循環型社会の実現の取り組んできた。
廃車のエアバック
エアバック回収の様子
そんなリファインバースグループがスーパー耐久シリーズに出場する「エヴァンゲリオンレーシング」へのサポート活動を始動させたのは昨年9月から。その際、先のREAMIDEⓇから作成した結束バンドをレーシングチームや来場者に配布することで協賛に係る一定の手応えを得てきた。そこで今年は通年で協賛を行うことにより15周年を迎えたエヴァンゲリオンレーシングへのサポート体制を継続していく。
エアバック由来のREAMIDEⓇペレット
エアバックのREAMIDEから製作した結束バンド
リファインバースグループでは、「今後もエヴァンゲリオンレーシング/モータースポーツへの協賛を通じて、REAMIDEの自動車部品への活用による資源循環と、自動車業界への貢献を目指してまいります。また自動車部品としても活用ができる再生素材として、廃車エアバッグから再び自動車部品に使用する素材へと循環させることによりPCRプラスチックの活用に係る取り組みをより一層、拡大してまいります」と話している。
ちなみにこれまで使用されなくなった自動車に装着されていたエアバッグの多くは、ASRとして処理されており、それらは残念ながら、ほぼ活用されていなかった。そこで同社ではシリコーンゴムとナイロン生地に分離する独自技術を開発。エアバッグのリサイクルを事業化した。廃車エアバッグは全国各地を回り、自社で回収を行っている。現在は、本州を中心に約30都道府県に回収網を広げており、今後はその活動を更に拡大させていく構えだ。
エヴァンゲリオンレーシング参戦レース
レース名称:ENEOS スーパー耐久シリーズ2025 Empowered by BRIDGESTONE
スーパー耐久シリーズ ホームページ:https://supertaikyu.com/
エヴァンゲリオンレーシングは、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズとのプロモーションタイアップにより誕生したレーシングチーム。2010年に発足し、国内トップクラスの人気モータースポーツの世界を舞台に闘っている。レーシングマシンは、劇中に登場するエヴァンゲリオン初号機の紫と黄緑のカラーリング施しサーキットの注目を集めている。
エヴァンゲリオンレーシング ホームページ:https://eva-racing.com/