駅探は12月9日、2020年12月にMaaSを北海道内に推進するための組織として北海道産学官研究フォーラム内に設立された「北海道MaaS推進研究会」へ加入したことを発表した。
国土交通省と経済産業省が連携し、MaaSプロジェクトである「スマートモビリティチャレンジ」を開始して以来、北海道でも札幌を含む5箇所が対象地域に選定されるなど、道内外におけるMaaSを推進する動きは加速している。
そこでMaaS やスマートモビリティに関する各種イベントの開催や産学官の関係者の連携推進と道内の MaaS に関連するプロジェクトの推進、MaaS オペレーター同士や MaaS と交通事業者間のデータ連携の推進などMaaSを北海道内に推進するための組織として、2020年12月1日に「北海道MaaS推進研究会」が設立された。
北海道MaaS推進研究会においては様々な検討内容があり、駅探は、特にデータ連携の推進やデータプラットフォームの構築において、これまで培ってきたノウハウや技術を活用、貢献していくという。
駅探は、2020年8月6日に開示した新経営方針及び新事業コンセプト「From the Stations ~駅から始めよう~」に基づきこれまで培ってきた乗換案内サービスでの実績、経路検索、最適ルート検索などの技術を活用し、MaaS領域での事業展開を推進している。
また、事業展開を推進していくにあたり、様々なリソースを持つ幅広い企業との提携が必要であると考え、MaaS領域に関わる様々な事業会社との提携を積極的に行っているという。
2020年11月4日に開示した「北海道地域でのMaaS事業展開にかかる業務提携」においても、地域における移動の利便性向上、既存公共交通の有効活用、地域活性化などの地域における様々な課題に対応すべく、サツドラホールディングス、未来シェア、公立大学法人公立はこだて未来大学、公立大学法人札幌市立大学及び駅探が連携して北海道地域におけるMaaS事業を推進する。
駅探は参画する法人会員・官学会員と共に、業種・業態の垣根を越えたサービス連携の創出に関わり、積極的に地域貢献に努めていくという。