前出の3社は、ドイツ鉄道傘下の物流会社「DBシェンカー」がイェンチェピングに構える物流拠点で実証を開始。エヌビディアのドライブ・プラットフォームを搭載したT-Podを利用し、同施設で継続的に無人運転車による運用を行う。
この取り組みについてアインライドの創業者で最高経営責任者(CEO)のロバート・ファルック(Robert Falck)氏は、「私たちに課せられたミッションは、輸送業界を持続可能な自動運転システムが主導する世界へと導くことにあります。
そのためT-Podに5G通信網を組み込むことは必須条件であり、これによって公道上で、個々車両のドライバー乗車を不要とする安全性の高いT-Podを本格導入する契機を醸成し、その結果、現代の交通社会に於いて深刻なCO2排出量を90%削減するだけでなく、窒素酸化物(NOx)の排出量をも併せて削減することが可能となります」と話す。