エコモットは、4月27日、クリューシステムズと共同でLTE通信を搭載したドライブレコーダー映像のストリーミング配信を開発したと発表した。
これは、同社の交通事故削減ソリューション「Pdrive」用端末「HDL-900」に、クリューシステムズと共同開発した動画ストリーミング機能を追加したもの。
「Pdrive」は、インターネット上で、リアルタイムで運行状況を把握することで、安全運転指導や月間の運行状況レポートを作成できるGPS車両運行管理ソリューション。
そのサービスに対応する「HDL-900」は、高性能ドライブレコーダー、簡易デジタルタコグラフ、GPSトラッキングの3つの機能をコンパクトに一体化した、LTEモジュール搭載のカーテレマティクス端末だ。
今回の機能追加は、リアルタイムでの運行状況を従来からある位置情報のみではなく、動画でも把握したいという顧客からの要望に応えたもの。
当機能により、例えば除雪車両からの映像により、統制センターがリアルタイムで降雪・除雪の状況を把握し、除雪車両の効率的な運用を可能とする。
また、緊急車両からの映像では、防災センターの担当者が刻々と変化する災害・被害の状況を把握でき、より迅速で適切な対応ができるようになる。
同社では、今後この機能を、災害対策など以外にも、元来「Pdrive」の使用目的である事故を未然に防ぐための危険運転ドライバー指導などにも訴求させる予定。
これにより、より安心・安全を確保しながら、業務効率化も可能とするソリューションの提供を考えている。
ちなみに、当機能のデモ機が、5月9日(水)~11日(金)に東京ビッグサイトで開催される
の同社ブースに展示される予定だ。