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2024年6月10日【経済・社会】

東日本高速道路、7月に初のサステナビリティ・ボンド発行へ

NEXT MOBILITY編集部

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NEXCO東日本・ロゴ

東日本高速道路( NEXCO東日本 )は6月10日、自らが進める高速道路の4車線化事業が将来の大雪に適応する社会事業であるとして、格付投資情報センター( R&I )からサステナビリティ・ファイナンスに関する第三者評価( ICMA /国際資本市場協会が定めた事業評価 )を取得したことを明らかにした。

 

なお当該事業がサステナビリティ・ファイナンスの第三者評価を取得するのは、国内初であるとした( 自社調べ )。

 

サステナビリティ・ファイナンスとは、一般に「持続可能な社会と地球を実現するための金融」と解釈されており、環境( E )、社会( S )、ガバナンス( G )などの課題解決を目的に投じられる融資( ESG投資・ESG金融 )、債券発行などの金融サービスの実施を指すもの。

 

 

NEXCO東日本では、令和元( 2019 )年6月以降、ソーシャル・ファイナンス( 調達資金の使途が社会的課題の解決に資するもの )によって資金を調達し、道路建設事業等を通じて社会的課題の解決を目指す事業スタイルへと自社事業の姿を変革してきた

 

今回、同社が進める4車線化事業は、大雪や大雨によって車両の立ち往生や、のり面の崩壊等が発生した際に4車線のうち2車線を対面通行として交通機能を確保することや、並行する一般道が通行止めになった際の代替路として機能させることができる。この度は、これらが環境問題の解決に資すると認められ、新たにR&Iからの第三者評価を取得した。

 

NEXCO東日本では、7月に同社初となるサステナビリティ・ボンド(環境及び社会貢献債)500億円を発行予定。調達した資金を活用して社会的・環境的課題の解決に取り組み、高速道路事業を通じて持続可能な社会の実現を目指すとしている。

 

 

グリーンプロジェクトに該当するとの第三者評価を取得した事業(令和6年6月時点)

 

サステナビリティ・ファイナンスについて


サステナビリティ・ファイナンスの枠組みで調達した資金は、以下のプロジェクトに充当。

※SBP:ソーシャルボンド原則(Social Bond Principle)。
※GBP:グリーンボンド原則(Green Bond Principle)。

 

これまでにソーシャル・ファイナンスで調達した事業の例。

 

■(NEXCO東日本)サステナビリティ・ファイナンス

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。