日本通運の現地法人であるオランダ日本通運は、8月3日、スキポールトレードパーク内に新倉庫の建設を開始した。開業は来年7月を予定している。
新倉庫は、欧州における重要なハブ空港のひとつであるアムステルダム・スキポール空港から南西部約7kmに位置するスキポールトレードパーク内に建設。その広さは、航空貨物の取扱数量の堅調な増加を背景に、現行施設の2倍以上になると云う。
また、経営計画の「コア事業の成長戦略」において重点産業として掲げる医薬品物流のネットワーク強化を図るため、医薬品の適正な流通基準であるGDP(Good Distribution Practice)の認証を取得予定。
さらに、半導体関連装置等の重量貨物や長尺貨物の取り扱いを想定し、20フィートパレットにも対応可能なULDハンドリングシステムを導入。環境にも配慮して、屋上に60m×55mのソーラーパネルを設置する。
[新倉庫の概要]
– 住所:Contour Avenue 31, Hoofddorp, The Netherlands
– 構造:鉄骨・鉄筋コンクリート造 平屋、一部4階建て(事務所部分)
– 敷地面積:18,278㎡
– 延床面積:12,238㎡
(内訳)倉庫面積:9,836㎡(医薬品専用庫315㎡含む)/事務所:2,261㎡/その他:141㎡
– 主要設備:トラックドック19基、ULDハンドリングシステム、CCTV完備、ソーラーパネル。
– 業務内容:航空・海運貨物の輸出入CFS業務、引越業務、クロスドックオペレーション。