NTTドコモは、グローバルIoTソリューション「グロビオ(Globiot/※)」の一環として、アジア地域におけるグローバルIoTの取り組みを拡大するため、アジアの移動通信事業者らと共に、「ドコモ・アジアIoTプログラム(AIP)」を立ち上げた。
また、同プログラムのキックオフ会合を、10月25日(木)と26日(金)、東京で実施した。
ドコモは、プログラムを通じてグロビオの重要なメニューである、現地回線提供、現地のデバイス認証・規制調査、現地サポートなどのメニューをアジア地域内で強化、ソリューションの拡充を図る。
AIPに参加する各移動通信事業者は、日本やアジア市場のニーズをいち早く入手、さらなる顧客獲得を目指す。
APIには既に、15か国からの移動通信事業者が参加を表明。
プログラムには一つの国から複数の通信事業者の参加できるため、アジア地域への展開を検討する法人客は、Globiotを通じて、進出予定国のIoT導入について、複数の移動通信事業者の比較検討や、現地情報の入手、回線調達などが可能になると云う。
キックオフ会合では、ドコモおよび各移動通信事業者が、アジア地域におけるグローバルIoTサービスの展開を支援する上で直面する課題についての話し合いが行われた。また、顧客企業を招いてのアジア地域のIoTサービスの展開状況などが共有、議論されたと云う。
ドコモでは、5Gに関しても、「5Gオープンパートナープログラム」を立ち上げ、協業に取り組んでいる。
5G時代に向け、IoTの普及や利用の高度化、グローバルIoT市場の拡大が見込まれる今後、ドコモは、アジア地域で幅広いパートナーとの連携促進、法人客のIoT展開への取り組みを支援していくとしている。
※グロビオ(Globiot):法人顧客のグローバルIoT展開のためにドコモが2018年7月から提供しているマネージドサービス。
[ドコモ・アジアIoTプログラムの概要]
– 概要:ドコモがリードするアジア地域の移動通信事業者との協業
– キックオフ会合 開催日程:2018年10月25日(木)、26日(金)、東京
– プログラムの目的:
・定期会合の開催(半年ごと)によるアジア地域におけるIoT市場のポテンシャルと課題に関する議論
・顧客獲得に向けた各国でのIoT市場動向・回線および規制・認証情報の共有
・最新技術動向に関する情報共有(IoT、5Gなど)
・顧客企業を招いた検討会
– 参加表明移動通信事業者の国・地域名(2018年10月末時点):
インド、インドネシア、オーストラリア、韓国、カンボジア、シンガポール、スリランカ、タイ、台湾、ネパール、バングラデシュ、フィリピン、ベトナム、香港、マレーシア
■グローバルIoTソリューション「Globiot(グロビオ)」:https://www.nttdocomo.co.jp/biz/service/globiot/