DiDiモビリティジャパンは2月16日、4月から導入開始が予定されている、「タクシー事業者運行主体でのライドシェア」に対応すべく、ドライバーアプリの大幅なアップデートを順次実施することを発表した。なお、タクシー事業者への案内は、3月以降順次開始するとのこと。
現在、DiDiのドライバーアプリは、タブレットのみに最適化されたものとなっているが、今回のアップデートによりスマートフォン(iPhoneとAndroid)(以下、スマホ)にも対応。これにより、タクシー車内のハードウェアの設置スペースに関わる課題の解消や、ドライバーが所持するスマホやタブレットで「タクシー事業者運行主体でのライドシェア」に従事することなどを可能にする。
また、現在DiDiを利用しているタクシー事業者の業務改善や、今後実施されるライドシェアに於いて、安心・安全な運行を実現すべく、以下のような機能を順次実装していくと云う。
<実装予定の機能>
・ドライバーによる乗客評価
DiDiアプリには、現在、乗車完了後に乗客がドライバーを評価する仕組みがあるが、これとは逆にドライバーが乗客を評価する仕組みも導入。乗客とドライバー双方の相互評価により、サービスの品質向上を見込む。
・ドライバーアプリの注文配信画面の情報拡充
従来、目的地情報は、利用客乗車後の出発時に通知される仕組みであったが、今後は注文を配信した時点で表示させる。これにより、乗客が乗車するまでの間に事前にルート確認ができるように、よりスムーズな運行を可能とする。
・その他
アプリ画面を昼間・夜間に応じて最適化する機能や、運行中のアプリの操作性向上、非常時のセーフティ機能(緊急通報機能)など、運行に際する安全面へ配慮した機能を拡充していく予定。
DiDiモビリティジャパンは、今後も、乗客にとっては無論のこと、タクシードライバーやライドシェアドライバーにとっても一層使いやすいアプリを提供していくとしている。