ホンダは、10月24日から11月4日まで、東京ビッグサイト及びお台場周辺エリアで開催(一般公開は10月25日から)される「第46回東京モーターショー2019(※)」の出展概要を発表した。
市販予定車を含む二輪車・四輪車・パワープロダクツやエネルギー関連技術のコンセプトモデルなどを出展する。
ブーステーマは「自分を、もっともっと連れ出すんだ。」
今回の出展では、「自分を、もっともっと連れ出すんだ。」をメインコンセプトに、ホンダ製品を通して感じる「生活の可能性が拡がる喜び」を多彩な企画展示で紹介。訪問客が「Hondaと創る、一歩先の暮らし」を体感できるブースを目指す。
可動式大型スクリーンに、ホンダ製品やサービスを視覚・聴覚で体感できるような臨場感あふれる映像を投影するほか、各エリアに、子供を含む家族全員が楽しめる、さまざまな体験型企画を用意する。
二輪車はスーパーカブベースの「CT125」、四輪車は新型「FIT」を世界初公開
二輪車では、ワールドプレミアとして、「Super Cub(スーパーカブ)」シリーズをベースにしたコンセプトモデル「CT125」を初公開。また、ビジネス用電動スクーター「BENLY e:(ベンリィ イー)」、電動三輪スクーター「GYRO e:(ジャイロ イー)」を展示。
他にも、ジャパンプレミアとして、「CRF1100L Africa Twin Dual Clutch Transmission(アフリカツイン デュアルクラッチ トランスミッション)」、「CRF1100L Africa Twin Adventure Sports ES Dual Clutch Transmission(アフリカツイン アドベンチャー スポーツ イーエス デュアルクラッチ トランスミッション)」、「ADV150」を公開する。
四輪車では、ワールドプレミアとなる新型「FIT(フィット)」のほか、ジャパンプレミアとして、2020年はじめに発売を予定している新型「ACCORD(アコード)」、そしてEV専用車の「Honda e(ホンダ イー)」を公開。
また、10月にマイナーモデルチェンジし発売を予定している「FREED(フリード)」、スーパースポーツモデルの「NSX(エヌエスエックス)」、日本の軽四輪車新車販売において4年連続で第1位を獲得している(※1)「N-BOX(エヌボックス)」シリーズなど、市販車も多数展示する。
ライフクリエーションでは、本格オーディオ機器向けの「LiB-AID(リベイド)E500 for Music」をコンセプトモデルとして世界初公開。他にも、日本市場向けに販売されている船外機、発電機、乗用芝刈機などの市販モデルを展示する。
また、着脱式バッテリーの「Honda Mobile Power Pack(モバイルパワーパック)」をはじめとした、暮らしとモビリティーをつなぐエネルギー関連技術の展示を行う。
「生活の可能性が拡がる喜び」を多彩な企画展示で
製品展示の他にも、CBシリーズの発売60周年記念展示や、モータースポーツ活動における世界選手権参戦60周年の歴史を伝える展示、またホンダジェット(HondaJet)の性能、デザインに加え、開発思想について体験しながら学べるコーナーなど、ホンダならではの多彩な企画展示を用意する。
※1:一般社団法人 日本自動車販売協会連合会および全軽自協調べ
■(ホンダ)東京モーターショー 2019 特設サイト:https://www.honda.co.jp/motorshow/2019/
[主な出展モデル]
<二輪車>
■CT125(※ワールドプレミア)
オフロードの走破性に配慮したトレッキングバイクで、スーパーカブシリーズの新たな価値を提案するコンセプトモデル。“CT”のコンセプトを受け継ぎ、スチール製フロントフェンダーやアップマフラー、幅広大型キャリア、ハイマウント吸気ダクト&サイドエアクリーナーなどを装備しながらシンプルなスタイリングを実現している。
■BENLY e:/GYRO e:(※共にワールドプレミア)
Honda Mobile Power Packを搭載した、ビジネス用の電動コミューター2モデルを、世界初公開。ガソリンエンジンのモデルで培った積載性や耐久性、取り回しの良いボディーサイズ、配達ボックスの装着を考慮した広く平らなリアデッキなど、業務用車両に求められる機能はそのままに、電動化によって環境性能と静粛性を高めた。
■CRF1100L Africa Twin Dual Clutch Transmission(※ジャパンプレミア)
「True Adventure」のコンセプトを継承しつつ、新設計のフレームの採用や、エンジンの1100㏄化、6軸IMU(慣性計測装置)から得られる車体姿勢情報を活用し、ライダーの運転をサポートする電子制御を進化するなど、トータルバランスを磨き上げた。
また、タッチパネル採用の液晶メーターやクルーズコントロール、コーナリングヘッドライトなど、快適・安心のための各種装備を充実。走行状況に応じて減衰力を調整するSHOWA製電子制御サスペンションを採用したCRF1100L Africa Twin Adventure Sports ES Dual Clutch Transmisssionをタイプ設定。市販予定車として2タイプを出展する。
■ADV150(※ジャパンプレミア)
市街地から郊外の荒れた路面まで走行可能なサスペンション、タイヤ、ライディングポジションを採用しつつ、アドベンチャースタイリングを追求。2段階可変スクリーンやスマートキーシステムなどの採用で、日常シーンでの使い勝手の良さや快適性、安心感に配慮。市販予定車として出展する。
<四輪車>
■新型FIT(※ワールドプレミア)
フルモデルチェンジを控える新型FITを、東京モーターショーで世界初公開。4代目となる新型FITは、独自のセンタータンクレイアウトによる広い室内空間と、多彩なシートアレンジを継承し、ハイブリッドモデルにはより小型になった2モーターハイブリッドシステムを搭載した。
■新型ACCORD(※ジャパンプレミア)
2020年初めに日本で発売が予定されている上級ハイブリッドセダンの新型ACCORDは、北米での上市を皮切りに、世界中の発売国・地域で多くの賞を受賞している。
■Honda e(※ジャパンプレミア)
2019年9月のフランクフルトモーターショーで量産モデルとして公開されたHonda eは、ホンダが提案する都市型コミューターをモーターと後輪駆動で実現。2020年の日本発売が予定されている。
2画面の大型タッチパネルモニターやドアミラーに代わるカメラミラーシステムを搭載したほか、コネクテッド技術や先進のAIを用いた音声認識機能「Honda Personal Assistant(ホンダ パーソナル アシスタント)」を利用し、移動と暮らしをシームレスに繋げることを目指している。
■FREED(※10月18日発売予定)
マイナーモデルチェンジでデザインを刷新。さらに、クロスオーバースタイルのデザインで、遊び心と力強さを表現した新グレード「CROSSTAR(クロスター)」が新たなラインアップに加わるFREED市販車を、発売直後となる東京モーターショーで展示する。
<ライフクリエーション>
■LiB-AID E500 for Music(※ワールドプレミア)
本格オーディオ機器への高品質な電力の供給に特化した「LiB-AID E500 for Music」は、筐体内部に電磁波シールド塗装をほどこし、コンセントパネルや内部の配線ケーブルにはオーディオ機器に適した素材を採用するなど、音質の改善にこだわって新たに開発されたモデル。オーディオシステムのプレイヤーやプリアンプなどに対する電力供給を想定している。
[出展予定製品一覧]
<二輪車>
■参考出品(WP/JP※2)
【コンセプトモデル】
・CT125(WP)
【市販予定モデル】
・BENLY e:(WP)
・GYRO e:(WP)
・CRF1100L Africa Twin Dual Clutch Transmission(JP)
・CRF1100L Africa Twin Adventure Sport ES Dual Clutch Transmission(JP)
・ADV150(JP)
・Gold Wing Tour Dual Clutch Transmission<AIRBAG>(ゴールドウイング ツアー デュアルクラッチ トランスミッション/JP)
【カスタマイズコンセプトモデル】
・CB1000R カスタマイズコンセプト
【ヒストリーモデル】
・Benly CB92 Super Sport(スーパースポーツ)(1959年)
・Dream(ドリーム)CB750 Four(フォア)(1969年)
・CB750F(1979年)
・CB1000 SUPER FOUR(スーパーフォア)(1992年)
【レーシングマシン】
・RC142(1959年FIM(※3)ロードレース世界選手権マン島TTレース出場モデル)
・NSR500(1985年FIMロードレース世界選手権チャンピオンモデル)
・RC211V(2006年FIMロードレース世界選手権MotoGPクラスチャンピオンモデル)
・RC213V(2019年FIMロードレース世界選手権MotoGPクラス出場モデル)
■市販モデル
【市販モデル】
・CB1300 SUPER FOUR(スーパーフォア)SP
・CB1100EX
・CB650R
・CBR650R
・CBR400R
・CB400 SUPER FOUR(スーパーフォア)
・CBR250RR
・CB250R
・Rebel(レブル)250
・Super Cub C125
・Monkey(モンキー)125
・Grom(グロム)
・Cross Cub(クロスカブ)110
<四輪車>
■参考出品
【市販予定モデル】
・新型FIT(WP)
・新型ACCORD(JP)
・Honda e(JP)
【レーシングマシン】
・RA272(1965年 FIA(※4)フォーミュラ・ワン世界選手権 メキシコGP優勝モデル)
・McLaren Honda MP4/4(1988年 FIA フォーミュラ・ワン世界選手権 チャンピオンモデル)
・RA106 (2006年 FIA フォーミュラ・ワン世界選手権 ハンガリーGP優勝モデル)
・Scuderia Toro Rosso STR13(2019年FIA フォーミュラ・ワン世界選手権出場カラーモデル)
・Aston Martin Red Bull Racing RB14(2019年FIA フォーミュラ・ワン世界選手権出場カラーモデル)
■市販モデル
【市販モデル】
・FREED(※2019年10月18日マイナーモデルチェンジ予定)
・NSX
・N-BOX
・N-WGN (エヌワゴン)
・N-VAN (エヌバン)
<ライフクリエーション>
■参考出品
【コンセプトモデル】
・LiB-AID E500 for Music(WP)
・充電ステーションユニット Honda Mobile Power Pack Exchanger(モバイルパワーパック エクスチェンジャー)
・DC双方向充電器Honda Power Manager Prototype(パワーマネージャー プロトタイプ)
■市販モデル
【市販モデル】
・蓄電機 LiB-AID E500
・船外機 BF250
・発電機 EU18i
・乗用芝刈機 HF2417
・着脱式バッテリー Honda Mobile Power Pack
※2WP: World Premier(ワールドプレミア)/JP: Japan Premier(ジャパンプレミア)。
※3Fédération Internationale de Motocyclisme(国際モーターサイクリズム連盟)の略称。
※4Fédération Internationale de l‘Automobile(国際自動車連盟)の略称。