デンソーは11月28日、厚生労働省が主催する「グッドキャリア企業アワード 2024」の「イノベーション賞(厚生労働省人材開発統括官表彰)」を受賞したことを発表した。
グッドキャリア企業アワードは、従業員の自律的なキャリア形成を支援し、他社の模範となる先進的な取り組みを行う企業を表彰する厚労省の制度で、表彰を通じて各企業の取り組みの成果を広く発信・普及させ、キャリア形成支援の重要性を社会に定着させることを目的としている。
デンソーでは、〝社員の幸せと組織の大義の実現・両立を図ること〟を目指し、2022年より、社員一人ひとりが、キャリアを主体的に考え、行動するための支援を促進。今回、その取り組み内容や成果が顕著であると認められた結果、同賞を受賞したと云う。
なお、同社では、具体的には、以下のような取り組みを強化・実施していると云う。
・キャリアデザインに関する社員本人・上司間の面談の確実な実施と対話の質の向上。
・社員のキャリア研修見直しや対象者拡充(技能職場でのキャリア研修実施等)。
・年齢・情報・時間等のバリアを無くす環境整備(工場で働く社員へのデジタルデバイス展開等)。
・社員が相談しやすい環境整備(キャリア相談室の改善等)。
・社員の活躍機会の拡充(公募制度やトレーニー制度の拡充、多様な勤務制度、ソフト技術者向けキャリアイノベーションプログラム等)。
・社員の学習/スキルアップを支援する環境整備(ITデジタルスキル向上の教育、自己研鑽への支援金支給、高度なデジタルスキルを活用する業務への社内兼業など)。
デンソーは、今後も社員のキャリア形成支援に注力し、取り組みのさらなる充実と多様な働き方を推進することで、社員が最大限のパフォーマンスを発揮できるようサポートすると共に、持続可能な成長・発展を目指していくとしている。