デンソーは12月5日、2023年1月1日付の組織変更と役員の異動を、以下の通り発表した。
Ⅰ.組織変更
1.今後、より深刻化する地球温暖化やエネルギー・資源不足といった地球規模の社会課題に対し、産業分野向けにリーンな(無駄のない)自動化ソリューションを提供するFA事業推進部(旧インダストリアルソリューション事業部)と、食農分野に於いて安心・安定供給のソリューションを届けるフードバリューチェーン事業推進部に、新たに立ち上げる「サーキュラーエコノミー推進室」および「デジタルソリューション推進室」を加え、「社会イノベーション事業推進統括部」を新設。多角的なイノベーションを創出し、安心安全な循環型社会の実現を目指す。
2.交通事故死亡者のいない、自由で安心な移動を実現するため、モビリティの全周囲センシングやインフラとの連携を強化すると共に、AI技術なども駆使して“見えない危険”を予知し、コックピット内でドライバーや乗員に情報を提供することが重要となることから、AD&ADAS 事業部とコックピットシステム事業部を統合し、「セーフティシステム事業部」を新設。先進安全システムとHMI分野の組み合わせによる新価値の創造を通じ、さらなる競争力の強化と製品ラインナップの拡充を目指す。
3. CASE(※)の進展によりクルマに搭載される半導体の数は益々増加し、クルマの性能向上に於ける半導体の重要性は今後さらに高まっていくことが考えられることから、エレクトロ事業部に「半導体基盤技術開発部」および調達グループに「半導体調達部」を新設し、半導体調達に於ける戦略と機能の強化を図る。
※)CASE:Connected(コネクティッド)、Autonomous(自動運転)、Shared/Service(シェア/サービス)、Electric(電動化)の頭文字を合せた造語。
Ⅱ.役員の異動
<氏名、新役職、現役職>
– 下川 勝久、退任、経営役員
– 都築 昇司、退任、経営役員
– 藤谷 一明、退任、経営役員
【2023年1月1日付社長・副社長・経営役員体制】 (下線=変更)
<役職、氏名、新担当、現担当>
– 代表取締役社長、有馬 浩二、━、─
– 代表取締役副社長、篠原 幸弘、社長補佐,CRO,CCO,CQO,調達グループ長、社長補佐,CRO,CCO,CQO
– 取締役・経営役員、伊藤 健一郎、CHRO,総務・人事本部長,北米地域・欧州地域・韓国担当、CHRO,総務・人事本部長,北米地域・欧州地域・韓国担当
– 取締役・経営役員、松井 靖、CFO,経営戦略本部長,日本グループ会社統括,豪亜地域・中国地域担当、CFO,経営戦略本部長,日本グループ会社統括,豪亜地域・中国地域担当
– 経営役員、加藤 良文、CTO,先進デバイス事業グループ長,先進モビリティシステム事業開発部担当,ミライズテクノロジーズ社長、CTO,先進デバイス事業グループ長,まちづくり企画室・新事業推進室・先進モビリティシステム事業開発部担当,ミライズテクノロジーズ社長,SOKEN 社長
– 経営役員、飯田 康博、インド地域 CEO、調達グループ長
– 経営役員、山崎 康彦、サーマルシステム事業グループ長、サーマルシステム事業グループ長
– 経営役員、武内 裕嗣、CDO,ITデジタル本部長,研究開発センター長,社会イノベーション事業推進統括部担当,SOKEN 社長、研究開発センター長
– 経営役員、横尾 英博、法務・渉外・広報本部長,東京支社・監査室・日本地域統括室・フードバリューチェーン事業推進部担当、法務・渉外・広報本部長,東京支社・監査室・日本地域統括室・フードバリューチェーン事業推進部担当
– 経営役員、海老原 次郎、CMzO,生産革新センター長,FA事業推進部担当,環境ニュートラルシステム開発部担当、エレクトリフィケーションシステム事業グループ長,環境ニュートラルシステム開発部担当
– 経営役員、林 新之助、CSwO,モビリティエレクトロニクス事業グループ長、CSwO,モビリティエレクトロニクス事業グループ長
– 経営役員、飯田 寿、パワトレインシステム事業グループ長,噴射機器事業部長、パワトレインシステム事業グループ長,噴射機器事業部長
(参考)CxO正式名称
・CRO:Chief Risk Officer
・CCO:Chief Compliance Officer
・CQO:Chief Quality Officer
・CFO:Chief Financial Officer
・CTO:Chief Technology Officer
・CHRO:Chief Human Resources Officer
・CMzO:Chief Monozukuri Officer
・CSwO:Chief Software Officer
・CDO:Chief Digital Officer