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2023年12月28日【IoT】

デンソー、AIロボット販売員が働くデモイベントを開催

坂上 賢治

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デンソーは、デパートで生成AIを実装したロボットアーム〝COBOTTA(コボッタ)〟が販売員と一緒に働き、来訪顧客に対してニーズに適したベストな〝お土産を提案する〟というデモイベントを実施する。

 

具体的には、来たる2024年1月13日〜14日の2日間限定で名鉄生活創研の協力を仰ぎ、名鉄商店(名鉄百貨店本店メンズ館1F)の実店頭の現場で、生成AIを介したロボット制御技術「Generative-AI-Robot Technology(※)」活用のデモイベントを開催するもの。

 

(※ ジェネラーティブ エーアイ ロボット テクノロジー / ハードウエア機構に、音声認識や音声合成に生成AIを組み合わせて会話によるコミュニケーション環境を構築するだけでなく、アームを動かすなどの動作表現による対応も行える技術を指す)

 

同イベントでは、Generative-AI-Robot Technologyを使用したロボットアームが、店頭で販売員と一緒に接客を行い様々な顧客のニーズを拾いつつ、臨機応変に来店客に適した提案を行えるかを検証する。

 

ちなみに従来からあるロボット制御技術では、元来〝ロボットどう動かば良いのかを〟事前勘案したプログラムに基づいて動かすスタイルであるため、売り場に於ける場当たり的な接客場面等、想定外の状況に対応することはできないとされている。

 

一方で今回デンソーが開発したGenerative-AI-Robot Technologyは、音声認識技術や音声合成技術を活用。生成AIを背景としたコミュニケーション支援により、ロボットと人との会話を成立させるだけでなく、ロボットアームを適切に動かして、顧客へ対する提案動作にも活用する。

 

デンソーでは、「Generative-AI-Robot Technologyは様々なロボットで使用することができるロボット制御技術であり、人との自然な会話が求められる日常に於ける幅広いシーンで、柔軟に対応することが期待されるものです。

 

今回のイベントでは、そんなGenerative-AI-Robot Technologyを使用した小型ロボットが、〝販売員のひとり〟として、名鉄商店のお土産コンシェルジュ役を担うべく接客を行います。

 

今回用意される小型のアーム型ロボットのCOBOTTAは、お客さまとの会話から得た情報と事前にインプットされた商品知識を活用しながら、名鉄商店で取り扱う地域ゆかりの商品をその場で提案します。

 

当社は、新しい価値の創造を通じて〝人々の幸せに貢献すること〟を自社の基本理念としており、それは目下、本業のモビリティ領域だけでなく、これまでQRコードのように人々の暮らしを支える、多様な製品や技術も世に送り出してきました。

 

そうした背景からGenerative-AI-Robot Technologyでも、デンソーの新たな価値創造への取り組みとして実用化を模索しており、実は、これまでにも、お客さまへお好みの飲み物を提供する体験会などを行っています。

 

我々は今後も、新たな価値創造と社会の発展に向けて、人々の暮らしを支える新たなサービス創造に積極的に取り組んでいきます」と話している。

 

<イベント概要>
開催日時: 2024年1月13日(土) 10:00~20:00、14日(日) 10:00~18:00
開催場所: 名鉄商店 (愛知県名古屋市中村区名駅1-2-4 名鉄百貨店本店 メンズ館1F)
デモ内容: ロボットによる接客対応や商品販売、試食品提供
来場特典: 来店の上、アンケートやSNS投稿キャンペーンへの参加でプレゼントを進呈。(数量限定)
その他:参加費無料・予約不要

 

<名鉄商店>
名鉄商店は、名鉄生活創研が名古屋駅で取り組む「新たな小売スタイルのお土産屋さん」。「うれしいを、アゲる。」をコンセプトとした商品は、愛知県・岐阜県の事業者と協業して開発した全品名鉄商店オリジナル商品を並べている。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。