デンソーは3月9日、経済産業省と日本健康会議が共同で進める「健康経営優良法人~ホワイト500~」に6年連続で認定されたと発表した。
また、デンソーグループの8社が「健康経営優良法人~ホワイト500~」に、3社が「健康経営優良法人~ブライト500~」に認定された。
デンソーは2016年に「デンソー健康宣言」を発表し、社員の健康増進を経営課題の一つと捉え、健康増進活動を推進している。今回の認定にあたっては、以下のような取り組みが評価されたものとしている。
デンソーでは、健診データと日々の健康行動から、個人の生活習慣を点数化したオリジナルの健康経営指標「生活習慣スコア」を設定している。健康行動は、食事・運動・喫煙・飲酒・睡眠から構成されているが、昨今のコロナ禍による在宅勤務の増加や日常の行動制限から、生活習慣スコアの悪化が懸念されていた。社員の健康行動を促すべく、健康に関するオンラインセミナーやオンラインフィットネス教室の開催、通勤や家事などの生活動作を運動にするための健診時の指導などを行った。このような取り組みを通じて、コロナ禍においても生活習慣スコアは改善したという。
また、昨年から継続の施策として、働く女性の健康に着目したオンラインセミナーも開催し、女性社員のほか、女性部下を持つ男性社員など、多くのデンソーグループ社員が参加した。
併せて、社員の健康増進のために、スポーツの実施に向けた積極的な取り組みを行っている企業としてスポーツ庁が認定する「スポーツエールカンパニー」にも3年連続で認定された。健康経営優良法人の認定と同じく、コロナ禍における社員の運動促進に向けた取り組みが評価されたとしている。
なお、2022年は以下のデンソーグループ会社も健康経営優良法人に認定された。大規模法人部門ではホワイト500に認定された8社のうち、SOKEN、デンソーファシリティーズが5年連続で、中小規模法人部門ではブライト500に認定された3社のうち、デンソーエムテック、デンソーパワトレインテクノロジーズが2年連続で認定されている。
社員が講師を務めるオンラインフィットネス教室の様子