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2023年4月10日【人事】

デンソー、代表取締役新社長に林新之助氏

坂上 賢治

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デンソーは4月10日に実施した取締役会に於いて、2023年定時株主総会日付の代表取締役の異動について決議。代表取締役社長CEO( Chief Executive Officer )の有馬浩二氏が退任して代表取締役会長CEOに、そして新たな代表取締役社長COO( Chief Operating Officer )として林新之助氏の就任を内定した。

 

加えて先に伴う新体制として、代表取締役副社長に松井靖氏、副社長に篠原幸弘氏が就任。これらの異動は先の通り、2023年定時株主総会と株主総会終了後の取締役会で正式に決定される見込みだ。

 

また上記に踏まえデンソーは、同新体制を明らかにした10日の午後に名古屋市中区で記者会見を開き、有馬氏はエレクトロニクスソフトウェア開発を皮切りに、クルマの電子化知能化に貢献。後には同社のソフトウェア事業としての立ち位置を進めた林氏の実績を讃え、今後もメカ・エレ・ソフト三位一体の製品開発を強力に推進していく事に期待を込めた。

 

対して林氏は、常に調和を重んずるデンソーらしい社風のなかで、我々は自由闊達に自らの技を磨き続けて来たが、今後は、他業界の方々との関わりでも持ち前の調和を保ちつつ、変化の時代を迎えたモビリティ領域に於ける価値向上に努めていくと述べた。

 

代表取締役の異動(株主総会日付) 敬称略 –

 

林 新之助(はやし しんのすけ)新社長の略歴は以下の通り
生年月日:1964年1月15日生
学歴/
1986年3月:早稲田大学 理工学部 工業経営学科 卒業
職歴/
1986年4月:日本電装株式会社入社(1996年10月・デンソーに社名変更)
2010年1月:電子技術3部 部長
2015年1月:電子製造部 担当部長
2015年6月:常務役員就任、電子事業部 担当
2016年7月:電子事業部、電子基盤技術統括部 担当
2020年6月:CSwO(Chief Software Officer)就任、モビリティエレクトロニクス事業グループ電子PF・ソフトウェア 担当
2021年1月:経営役員就任、CSwO、ソフトウェア改革推進室 担当
2022年1月:CSwO、モビリティエレクトロニクス事業グループ長を経て現在に至る

 

 

以下参考/2023年定時株主総会後の取締役・監査役体制(案)
– 太字下線部:変更/敬称略 –

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。