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2020年10月21日【社会インフラ】

宮古島で「新しい生活様式」を導入したバスの実証運行へ

NEXT MOBILITY編集部

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総合商社の双日は10月20日、宮古協栄バス、八千代バス、中央交通とともに、沖縄県宮古島市内の主要観光地、宿泊施設等を循環する「宮古島ループバス」の実証運行を10月25日より実施すると発表した。実証運行にあたっては、NEC、プットメニューの両社とも連携し、宮古島市内のバス交通における「新しい生活様式」の導入を図っていく。

 

 

 

今回の実証運行事業は、宮古島における観光地や宿泊施設等を回る観光客向けの公共交通機関不足を受け、ピーク時のタクシー不足発生等の課題改善に向けた取組として実施されるもの。

市内の主要公共交通機関であるバス交通の利便性向上を図り、あわせて宮古島市民向けには特別運賃を設定し、市民のエコ意識や公共交通利用意識を高める取組も行っていく。

 

また同事業は、宮古島市からの委託により、今後求められていく「新しい生活様式」の導入等に関する調査・検証の目的も担っている。

「新しい生活様式」への対応としては、乗客のマスク着用や車内の定期的な消毒等、基本的な感染症予防対策に加えて、NEC、プットメニュー開発による非接触型決済・乗降方式を実証導入する予定だ。

 

■実証導入される非接触型決済・乗降方式

 

①NEC:米国国立標準技術研究所 (NIST) による性能評価で5回のNo.1(※)を獲得した、顔認証技術を活用した乗車。

② プットメニュー:LINEアプリとの連携による、オンラインでのバスチケット販売及び決済に使用したスマートフォンを用いたチケットレス乗車。

 

■6社の役割

●双日株式会社 :全体統括、事業化に向けた事業性の検証

●宮古協栄バス合資会社/株式会社八千代バス・タクシー/中央交通株式会社 :バスの運行

●日本電気株式会社 :顔認証技術を通じた乗車サービスの提供

●プットメニュー株式会社 :LINE連携を通じたキャッシュレス・チケットレス乗車サービスの提供

 

■運行概要

【バス名称】 宮古島ループバス (MIYAKO ISLAND LOOP BUS)
【運行期間】 2020年10月25日(日)~2021年1月31日(日)(予定)
【運行ルート(主な経過地)】
マティダ市民劇場~宮古島市役所~宮古空港~宮古島東急ホテル&リゾーツ~シギラセブンマイルズリゾート~新城海岸~吉野海岸~宮古島市熱帯植物園~マティダ市民劇場(宮古島島内を双方向に循環)

 

■「宮古島ループバス」:miyakoislandbus.com

 

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。