EVメーカーのフォロフライは1月30日、NTTドコモ、ドコモ・バイクシェアが東京都中央区で運用するシェアサイクルの最適配置作業で、自社開発2台目の平ボディタイプの1トンEVトラックを組み合わせた実証実験を開始した。
このフォロフライのEVトラック「folofly F1 TRUCK」を使ったシェアサイクルの最適配置に係る実証実験の期間は2023年1月25日から2月16日まで。
ドコモとドコモ・バイクシェアは、環境に配慮した便利な移動サービスとして全国48エリアでシェアサイクル事業を運営・提供している。
しかしこれまでは乗り捨てられた自転車の台数に偏りが生じた際、自転車の移動・再配置にガソリン車を利用しており、ゼロカーボンのサービスになっていなかった。
そこで最適配置作業に使用する車両をガソリン車から、EVトラックへ切り替える事で、シェアサイクルのサービス全体としてゼロカーボンを実現できるよう取り組みを推進していく構え。
このEVトラックを使用したシェアサイクルの最適配置作業自体は、日本初の試みとなる。
具体的な実証では、ドコモ・バイクシェアの中央区晴海の倉庫に太陽光パネルと蓄電池を設置し、太陽光パネルで発電した電気を蓄 電池へ一時蓄電の上、EVトラックへ充電する。
また太陽光パネルと蓄電池からEVトラックへの電力供給能力の測定や、EVトラックの走行による電池の使用量の測定やCO2削減量データの取得も行い、環境負荷軽減の効果についても分析するとしている。