西日本旅客鉄道(JR西日本)は、瀬戸内エリアの観光誘客拡大に向け、出発地から目的地までの鉄道と現地での船舶、バス、タクシー、レンタカー、レンタサイクル、カーシェアリングなどの交通機関および地域の観光素材を、スマートフォンなどでシームレスに検索・予約・決済できる統合型サービス「観光型MaaS(Mobility as a Service)」の実証実験を、10月から実施する。
[観光型MaaSについて]
<実施期間>
2019年10月1日(火曜日)から2020年3月31日(火曜日)まで(せとうち広島デスティネーションキャンペーン プレキャンペーンに合わせて実施)
※専用アプリのリリースは9月17日(火曜日)を予定(アプリの審査状況などにより、リリース日を延期することがある)。
<実施主体>
JR西日本
<参画団体>
ジョルダン株式会社、JapanTaxi株式会社、株式会社電脳交通、タイムズ24株式会社、JR西日本レンタカー&リース株式会社、一般社団法人しまなみジャパン、株式会社ぐるなび、株式会社ジェイアール西日本フードサービスネット、株式会社日本旅行、瀬戸内海汽船株式会社など。
<協力>
広島県、一般社団法人せとうち観光推進機構
<サービス名称>
setowa(せとわ)
※瀬戸内の特徴である海・島・太陽をイメージするとともに、複数の参画団体と共同でサービスを提供する姿を「和」「輪」で表現。
●アプリイメージ(PDF):https://www.westjr.co.jp/press/article/items/190826_01_maas.pdf
<実施内容>
1.実施エリア
【出発エリア】
日本国内全域(ただし、出発地から目的地までの列車の予約は、JR西日本インターネット予約サービス「e5489(いいごよやく)」の対象エリアに限る。)
【到着エリア】
広島県東部を中心とするエリア(呉市(大崎下島)、竹原市、三原市、尾道市、福山市、大崎上島町および愛媛県今治市(大三島))
2.搭載する機能・特徴
【行程作成(スケジューラー)機能】
「観光スポット等(※1)」の立ち寄り地を登録することにより、その間のすべてのルート検索(※2)を行い、旅行行程を作成できる「スケジューラー機能」を搭載。
※1:現地の観光施設・イベント情報や飲食店、宿泊施設情報を提供。
※2:鉄道、二次アクセス(船舶、バス、タクシー、レンタカー、レンタサイクル、カーシェアリングなど)情報を提供。
【予約・決済機能】
・出発地から目的地までの鉄道(新幹線・特急含む)が「e5489(いいごよやく)」へのリンク連携により予約・決済可能。
・二次アクセスの一部はアプリオンライン予約・決済可能(一部リンク連携)。
・現地のJR、バス、船舶、ロープウェイ乗り放題に加えて観光施設入館がセットになり、便利でおトクに周遊できる「setowaデジタルフリーパス」、地元と連携し整備したおすすめ観光コンテンツが利用できる「デジタルチケット」を設定し、アプリオンライン予約・決済可能。
●機能詳細(PFD):https://www.westjr.co.jp/press/article/items/190826_00_maas.pdf
3.利用特典
setowa利用者には、対象施設・店舗での割引などの特典を設定する。