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2024年8月5日【MaaS】

ドローンによる港湾施設の効率的な点検・管理実証開始

坂上 賢治

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当該事業に於ける連携協定締結各社の代表メンバーの写真右から、パナソニック アドバンストテクノロジー 水野室長、DAOWORKS 吉田代表取締役社長、 北海道大学 江丸准教授、日本データーサービス 清水常務取締役

 

IoT技術に係るサービス開発を担うDAOWORKS(ダオワークス)は8月5日、ドローンを活用した港湾施設の効率的な点検・管理実証を始動させる。

 

同実証活動は、国土交通省が中小企業イノベーション創出推進事業に掲げている「国際競争力強化に資する交通基盤づくりに向けた技術の開発・実証」(SBIRフェーズ3基金事業/令和6年3月29日)で、DAOWORKSが提案した「ドローンによる港湾施設の点検・維持管理の効率化と、災害時に於いても現状把握できる可視化の仕組みの技術開発・実証」事業が採択されたことで始動するもの。

 

DAOWORKSは当事業の代表スタートアップとして、国立大学法人 北海道大学、IoT事業設計のパナソニック アドバンストテクノロジー、総合設計コンサル事業の日本データーサービスと連携協定を締結。当該事業を推進していく。

 

事業イメージ

 

当該事業実施の背景と事業内容は以下の通り

 

近年、国内の巨大インフラの老朽化が大きな社会課題となってきている。なかでも国内で2,000以上ある港湾施設の点検・維持管理業務は現在、点検作業者が現地にて手作業で行っており、そうした熟練した技術系・技能系人材の知見・ノウハウに依存した運用は大きな人的コストが掛かる。

 

そもそも、熟練した技術系・技能系人材の獲得は、高齢化により人材確保自体が困難になりつつあり、また、これら施設の維持管理に使える財源は限られている。従って修繕工事時、災害発生時以外では、十分な点検作業を行えていないのが現状だ。

 

そこで今回は、これらに於いて課題に挙がる手作業で行なっていた測量・点検・維持管理作業をワークフロー化。ドローンでの測量により、点検作業の省人化、効率化を実現させていく。

 

また、ドローンで取得した点群データを位置情報と紐づけ、3次元データで可視化する仕組みを導入することにより、迅速な点検とリスク可視化ができるようにする。

 

合わせて、点検作業の効率化により、より多くの港湾で平時から点検を行えるようにして、災害時に港湾の変状をより迅速に把握することができる体制づくりを進めていくという。

 

同事業では、主に以下の取り組みを実施する
(1)画像データによる、遠隔点検システムの開発
(2)3次元データでの、港湾の変状等のリスクや緊急性を可視化
(3)港湾管理者の修繕計画立案等をサポートする仕組みの構築

 

 

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。