タイムズ24は7月16日、中日本高速道路(以下「NEXCO中日本」)が新東名高速道路(新東名)静岡サービスエリア(SA)(上下)で実施する、「ダブル連結トラック駐車場予約システム実証実験」に駐車場予約システムを提供すると発表した。
物流分野における労働力不足などを背景として、省力化・効率化を推進するため、国土交通省は2019年1月、高速道路における特殊車両通行の許可基準を緩和し、1台で通常の大型トラック2台分の輸送ができるダブル連結トラックによる高速道路を活用した輸送を可能にした。
これを受け、高速道路のサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)にはダブル連結トラックに対応した駐車スペースの整備が進められたが、当該スペースにダブル連結トラック以外の車両が駐車するなどの事態が発生し、運行計画で休憩を予定していたSA・PAに駐車できず、輸送効率の低下や交通安全上の課題が生じている。
この課題を解消するため、NEXCO中日本は2021年4月1日より浜松いなさIC路外駐車場、足柄SA(上り)で「ダブル連結トラック駐車場予約システム実証実験」を実施しており、タイムズ24はETC2.0を活用したシステムの提供と運営支援を行っている。利用者から「計画的に駐車できて便利」などの声もあり、開始以降、利用状況は順調に推移する。
今回、静岡SAにおいてもNEXCO中日本が同様の実証実験を実施することとなり、タイムズ24は引き続きシステムを提供することとなった。
■実証実験の概要
実施期間:2021年7月30日(金)0時~
対象車両:長さ21mを超えるフルトレーラ連結車(ダブル連結トラック)
対象駐車マス数:上下それぞれ1台
モニター応募方法:http://times-info.net/reserve/truck/
予約システム利用の流れ: