ステランティス( STELLANTIS,N.V. )は11月13日(オランダ・アムステルダム発)、ダビデ・グラッソ氏(Davide Grasso)をステランティスのChief Heritage Officer(最高企業遺産責任者)に任命した。なお同人事は即時発効されるとした。
同氏は、この職務上の報告について最高経営責任者のカルロス・タバレス氏(Carlos Tavares)へレポートする。この新役職により同氏は、ステランティス傘下14ブランドの歴史と伝統に裏付けられた製品・技術・文化拠点を保護。自社企業文化の保存並びに伝承を担うエバンジェリストとしての役割を担う。
より具体的には、同社がステランティスなる以前の創業以降、企業として文化を育み、場合によっては、自社内に薄く広く敷かれてきた属人的な暗黙知として蓄積されてきた文化遺産や技術遺産のアーカイブを記録。管理・監視・維持伝承を介してブランドの歴史を称え、ステランティスが広く事業展開している各国地域の顧客やコミュニティ、更には各国の文化機関・施設との繋がりを構築・強化・深化・役立てて行く。
加えて将来起こり得ると考えられるビジネスチャンスについて、傘下ブランドの担当役員と情報を共有して将来の商業機会を開発。未来を見据えて個々ブランドの豊潤かつ情熱的な歴史の整理と保存。時にはそれらを将来の発展に貢献させていくべく適切に公開してステランティスの企業価値を高め・成長させることも担うのだと記している。