(1)法律を無視した「ライドシェア」を進めることはない。
(2)利用者及び国内タクシー会社の利便性の向上に努める。
(3)日本国内での「訪日中国人向け白タク行為」について、滴滴出行を通じて中国当局への規制導入を働き掛ける。
一方の滴滴出行は、2012年6月に設立された「小桔科技(オレンジ・テクノロジー)」がタクシーの即時配車サービス用のアプリとして「嘀嘀打車(ディディダーアチャー)」を開始したのが始まりとされる。
その後、当日以降の旅行用にタクシー予約できるようになった。さらにこの「嘀嘀打車」とライバル関係であった「快的打車(クワイディダーアチャー)」と電撃合併。さらに2016年の夏、ウーバー・テクノロジーズの中国事業をも飲み込んだ。
ちなみに全国ハイヤー・タクシー連合会の「輸送人員及び営業収入の推移」によると、平成25年度の国内タクシー業界の営業収入は1兆7230億円。
このマーケットへの参入が実れば、未だ本格参入と云える状態にはないものの、同じく訪日外国人向けサービスに関わる親和性という意味でウーバー・テクノロジーズと競合する。
さらに今後の成長如何によって、国内各地域で連携が進んでいる国産のタクシー配車アプリとも競合する可能性もある。
なお一部報道によると、滴滴出行の日本国内市場への参入については、滴滴出行の親会社「小桔快智」に出資するソフトバンクグループの支援もあるという。
第一交通産業:http://www.daiichi-koutsu.co.jp/
滴滴出行:http://www.xiaojukeji.com/
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