シナネンモビリティPLUS(以下「モビリティPLUS」)は7月12日、埼玉県富士見市と「富士見市シェアサイクル事業の実証実験に関する基本協定書」を7月9日に締結し、7月中旬以降にシェアサイクル事業の実証実験を開始することを発表した。
実証実験においては、公共交通の機能の補完・代替、放置自転車等の課題、スマートムーブの推進、地域の活性化に有効であると考えられているシェサイクルについて、その有効性及び課題を検証していく。
スタートにあたっては7月中旬以降順次、市役所や公民館、鶴瀬駅、ふじみ野駅、みずほ台駅、周辺公園など約20箇所程度を皮切りにシェアサイクルの貸し出し・返却拠点のステーションを設置し、シェアサイクルの実証実験を開始する。
モビリティPLUSは実証実験において、OpenStreetが提供するシェアサイクルプラットフォーム「HELLO CYCLING」を活用したシェアサイクル「ダイチャリ」の運営及び、コンビニエンスストアやスーパー、ドラッグストアなど民間企業と連携したステーションの開拓、シェアサイクル事業の実施に係る関係事業者との調整といった役割を担う。
シェアサイクルの利用にあたっては、スマートフォンやタブレットなどを利用して、ステーションの検索や、自転車の利用予約から決済まで、一連の手続きが行える。また、富士見市内に限らず「HELLO CYCLING」の「ステーション」があれば全国どこでも自転車を貸出・返却することができる。近隣のさいたま市や志木市、ふじみ野市では既に約400か所(2021年6月末時点)のステーションが設置されており、地域を超えた広域的な利用が見込まれている。
■実証実験期間
2021年7月中旬頃から2023年3月31日まで