住友商事傘下のHakobune( ハコプネ )は7月24日、航空機用装備品の修理・改造業務を担うANAコンポーネントテクニクス( CTC )の長崎事業所へ対して、企業利用並びに従業員がプライベートでも利用可能なEV(電気自動車)のサブスク「Hakobune」 提供を開始した。
このHakobuneとは、サービス名称と同一企業名の〝株式会社Hakobune〟が提供する法人向けのEVサブスクリプションサービス。同社は住友商事発のスタートアップとして2023年4月創業した。そんな同社サービスは、車両の提供と併せて太陽光発電と絡めた充電環境も提供するワンストップ型。
当該のEVの利用者(対象法人の従業員)は、法人目的としての利用の他に勤務後の個人利用でもEVを利用できる建て付けのため、勤務時間中に車両への充電を済ませた退勤後、満充電のEVで帰宅。余暇時間でも当該EVを有効活用することができる。
その他の使い型では、1台のEVを他の従業員とシェアすることもできるなど、従来型のEVサブスクの常識を超えた利活用が可能だ。ゆえに低環境負荷なモビリティとしての使い勝手を、更なる持続可能性が望める日常生活でも実現できるもの。
今回、サービスの提供対象となったCTC長崎事業所は、地域支社という特性もあって自家用車での通勤が多い。それゆえ社員の通勤に係る費用負担負担が、業務上の課題となっていた。
そこで同事業所は、自家用車の導入費用及び維持費用の負担軽減を目的に、ANAグループとしての初の取り組みとしてプライベートでもEVが利用できる企業&従業員向けEVサブスクサービス「Hakobune」を介して車両を社員のプライベート利用に於いても貸与。
併せて事業所の駐車場内に対象EVの充電器を設置した。これにより社員達は、勤務時間中に貸与されたEVの充電が可能となり、自宅などでの充電が不要となって利便性が向上する。これにより持続可能かつ低炭素な事業実現を目指す。
こうしたCTCの取り組みについて、「Hakobuneは、通勤車をEVへシフトする支援を通して、サステナブルな事業活動を目指す企業を支援。以降も事業機会の拡大を模索、長期的にANAグループの足元をEVで支える力となりたいと考えています」と話している。
株式会社Hakobune
・所在地:〒101-0054 東京都千代田区神田錦町2-4 ダヴィンチ小川町
・設立:2023年4月3日
事業内容:
- 通勤用電気自動車(EV)のレンタル及びリース
- EV充電設備のリース
- 最適な職場充電環境のコンサルティング
- 太陽光発電設備の導入支援(PPA*方式)
・資本金:490百万円
・株主:住友商事株式会社 100%
・代表:代表取締役社長/CEO 高橋雅典
・取締役:高橋雅典 / 濵田優 / 梶川大祐
・URL:https://www.hakobune-jp.com/
ANAコンポーネントテクニクス株式会社
所在地:〒144-0041東京都大田区羽田空港 3-5-5
【長崎地区】:〒854-0065長崎県諫早市津久葉町 6-78
設立: 平成24年4月
代表者名: 代表取締役社長 中島 啓介
従業員数: 162名 (2017年4月1日現在)
年商: 約18億円 (2015年度実績)
資本金: 5,000万円
出資会社: ANAホールディングス株式会社 100%
事業内容: 航空機用装備品の修理及び改造業務
(電気・電子・無線・客室・油圧・空圧装備品、計測器校正、機内エンターテイメントの制作)
・URL:https://www.ctc.ana-g.com/