コスモ石油マーケティングは5月11日、100%子会社であるコスモ石油販売が運営する全てのサービスステーション(以下「SS」)の電力を、実質再生可能エネルギー電力(以下「実質再エネ電力」)に順次切り替えると発表した。
具体的には、コスモ石油販売の運営する全てのSSの使用電力を、コスモ石油マーケティングの電力プラン「コスモでんきビジネスグリーン」のスキームを活用した、実質再エネ電力に切り替えていく。この取り組みにおいては、コスモエネルギーホールディングスの100%子会社であるコスモエコパワーの発電する風力電源に紐づくトラッキング付非化石証書が組み合わされており、CO2をオフセットした実質再エネ電力をSSへ供給することで、SSの電力使用に伴うCO2排出量ゼロが実現する。
SS販売部門を担うコスモ石油販売は、全国で計605のSS・車検工場等を運営しており、電力使用量は年間約4千万kWh。また、SSでの電力使用に伴うCO2排出量は2019年度時点で16千ton-CO2となっている(2019年度末時点)。
なお同社は、コスモ石油販売のSS「セルフピュア新宿中央」にて、既にこの取り組みを開始している。今後はこれを全国規模へと拡大するほか、コスモ石油販売以外の系列特約店が運営するSSについても、導入を提案していくとしている。