コスモ石油は8月2日、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」)が行うバイオジェット燃料生産技術開発事業における公募事業「バイオジェット燃料生産技術開発事業/実証を通じたサプライチェーンモデルの構築」へ「国産廃食用油を原料とするバイオジェット燃料製造サプライチェーンモデルの構築」を共同提案し、採択されたと発表した。
この提案は、日揮ホールディングス(以下「日揮HD」)、レボインターナショナル、コスモ石油および、日揮HDの国内EPC事業会社である日揮によるもの。
日本国内において商業規模でのSAF生産・供給が実現していない中、廃食用油を原料としたバイオジェット燃料製造サプライチェーンモデルを実証・構築することで、2025年までに本格的なバイオジェット燃料供給開始を目指す。
また、スマートな廃食用油収集システムの開発・実証を行うことを目指し、サーキュラーエコノミー事業(資源循環型ビジネス)に関する豊富な実績を有する小田急電鉄が日揮HDの受託事業者として参画する。
なお採択により、バイオジェット燃料製造供給開始に向けた事業検討費用、バイオジェット燃料製造設備の装置設計・建設費用、実証運転・用役供給費用、原料となる廃食用油の入手可能性・コスト調査費用等に対して、NEDOからの助成金による支援を受ける予定だとしている。