コスモエネルギーホールディングス(以下、コスモエネルギーHD)のグループ会社であるコスモ石油マーケティングと岩谷産業は2月14日、水素ステーション事業での協業のため、合同会社の「岩谷コスモ水素ステーション」を、8日付で設立したと発表した。
新会社では、最初の水素ステーションを、首都圏の物流の要として平和島インター至近に位置する、国内最大の貨物取扱高を誇る「京浜トラックターミナル(運営:日本自動車ターミナル社)」内に、2024年中に開設する計画。
この水素ステーションは、ターミナル内にあるコスモ石油系列のサービスステーション「京浜トラックターミナル平和島SS(運営:キタセキ社)」に併設設置され、今後増え続けるであろう小型/大型燃料電池商用車(以下、FC商用車)を中心に、短時間で水素充填ができる(充填圧力:82MPa)施設となる予定。トラックターミナル内での水素ステーション設置は国内初となる。
コスモ石油マーケティングと岩谷産業は、利用時にCO2を排出しないことから脱炭素社会実現のキーテクノロジーとして発電・産業・運輸など幅広く活用されることが期待される水素燃料について、その社会実装・水素需要拡大を後押しすることで、脱炭素社会の実現に貢献。平和島での水素ステーション建設を皮切りに、今後も合同会社を通じて、FC商用車向けの需要に対応した水素ステーション建設を検討していくとしている。
[合同会社概要]
– 名称:岩谷コスモ水素ステーション合同会社
– 設立:2023年2月8日
– 住所:東京都港区芝浦一丁目1番1号
– 出資比率:コスモ石油マーケティング50%/岩谷産業50%
– 代表職務執行者:薮ノ 成仁(岩谷産業)
– 職務執行者:長尾 恵吾(コスモ石油マーケティング)
<水素ステーション概要>
– 名称:岩谷コスモ水素ステーション平和島(仮称)
– 事業者:岩谷コスモ水素ステーション合同会社
– 敷地面積:約2,463㎡(給油スペース含む全体)
– 供給方式:液化水素貯蔵(オフサイト型)
– 供給能力:600Nm3/h以上
※FC大型商用車にも短時間で充填が可能(充填圧力:82MPa(メガパスカル/1MPa≒10気圧)。
– 所在地:東京都大田区平和島二丁目1番1号