コスモ石油マーケティング(COM)は、充電インフラ整備や電気自動車(EV)普及に取り組む、東京電力ホールディングスと中部電力の共同出資会社「e-Mobility Power」と、同社サービスステーション(SS)へのEV用急速充電器の設置を軸とした、次世代モビリティ社会に向けた取り組みに関する連携協定を締結した。
COMは、石油元売業界においていち早くSSでのマイカーリース事業を展開するなど、カーライフ事業に取り組んでいる。また、連結中期経営計画「Oil &New」に掲げる充実したカーライフの提供のため、将来のEV社会到来を見据えたサービスの創出を進めている。
一方、e-Mobility Powerは、電気自動車(EV)の普及のため、充電拠点の拡充を推進。今後、約21,800基に及ぶEV用充電器が属する日本充電サービス(以下、NCS)の充電ネットワーク事業の承継を予定している。
協定締結に基づき両社は、コスモ石油SSにe-Mobility Powerの急速充電器を設置し、NCSネットワーク利用者へ充電サービスを提供。
また、国内最大級の充電ネットワークと、東京電力ホールディングスのカーライフサービスを掛け合わせた新たなEV利用者向けサービスを提供することで、より環境負荷の低い社会実現のため、EVの普及促進に取り組んでいくとしている。
[連携協定の概要]
<目的>
両社の事業基盤を活用したEVに関するカーライフ事業の充実と充電インフラの拡充。
<両社の役割>
■コスモ石油マーケティング
・SSの充電インフラ拠点としての活用。
・カーライフサービスの提供。
■e-Mobility Power
・急速充電器の設置。
・充電サービスの提供。
両社は現在、共同で数カ所のSSに急速充電器を設置し、モビリティサービスを展開することを検討。実施場所・具体的なサービス内容等は、サービス提供開始時に、改めて案内するとしている。
■e-Mobility Power:https://www.e-mobipower.co.jp/