コスモエネルギーホールディングスは1月19日、Abu Dhabi Future Energy Company PJSC – Masdar(以下「マスダール社」)と、洋上風力発電事業および水素エネルギー・燃料アンモニア・CCS(Carbon dioxide Capture and Storage)/CCUS(Carbon dioxide Capture Utilization and Storage)等の脱炭素分野における協業検討に関する覚書を締結した。
<協業の検討を行う領域>
①洋上風力発電事業を含む、日本国内での将来の再生可能エネルギーに関するプロジェクトへの参画
②双方が興味を持つ地域における、洋上風力発電事業を含む将来の再生可能エネルギーに関するプロジェクトへの参画
③水素エネルギー・燃料アンモニア・CCS/CCUS・蓄電池・エネルギー取引に関する可能性の検討
UAEを拠点とするマスダール社は、再生可能エネルギー分野においてリーディングカンパニーのひとつであり、2006年の創設以降、世界各国で新規技術を用いたプロジェクトを含め、様々な再生可能エネルギー事業への投資を行っている。またコスモエネルギーホールディングスは、半世紀にわたりUAEにおいて原油調達や石油開発事業を行い、現地企業と良好な関係を構築している。今回、マスダール社との覚書締結により、両社の知見やノウハウを組み合わせ将来のプロジェクトに活かすことや、従来の枠組みを超えた更なる関係強化を目指すとしている。
<コスモエネルギーホールディングス代表取締役社長 桐山 浩 コメント>
「日本でも脱炭素に向けた動きが加速しており、企業はいかにして脱炭素社会に求められる技術開発を進めていくか問われています。今回、この分野におけるリーディングカンパニーの一つであり、我々の長年のパートナーでもあるマスダール社との提携は、このイニシアティブを進める素晴らしい機会となります。両社の持つ知見やノウハウを、将来の脱炭素に関するプロジェクトに活かすことを期待しています。」
<マスダール社CEO Mohamed Jameel Al Ramahi氏 コメント>
「UAEと日本は、炭素削減と気候変動に関する共通の目標を共有しており、このMoUは、日本のエネルギー転換を加速させ、持続可能な経済成長を支援するのに役立つ可能性があります。このイニシアティブは、Masdarが、我々にとって重要な戦略市場であるアジアでのプレゼンスを拡大する機会でもあります。我々は、洋上風力における広範な経験を活用し、日本の洋上風力目標に貢献し、コスモエネルギーのような長年にわたるパートナーと、脱炭素を支援する他のイニシアティブに取り組むことを期待しています。」