国土交通省は11月14日、インドネシアにおける更なる都市高速鉄道の整備を促進するため、ジャカルタMRT東西線に関する協力覚書を、インドネシア運輸省と締結したと発表した。
インドネシアでは、ジャカルタ都市圏に於ける深刻な交通渋滞を解消するため、ジャカルタMRT(都市高速鉄道)の整備が進められており、2019年には日本の支援によるジャカルタMRT南北線フェーズ1(レバックブルスーブンデランHI)が開業。現在、延伸区間の工事が進んでいる。
国交省は今回、この南北線に続き、日本の円借款により基本設計が進められている、ジャカルタ特別州とバンテン州、西ジャワ州を東西に跨ぐ(バララヤ~チカラン間約90㎞)都市鉄道・ジャカルタMRT東西線に関する協力覚書を、インドネシア運輸省と締結した。
国交省は、この覚書に基づき、日本の知見・経験をインドネシア運輸省と共有すると共に、日本の質の高いインフラ輸出に貢献していくとしている。
[署名式の概要]
– 日時:令和4年11月14日(月)11:30~12:20(現地時間)
– 場所:インドネシア・バリ
– 署名者
・日本側:水嶋国土交通審議官
・インドネシア側:ブディ運輸大臣、ヘル ジャカルタ特別州知事代行