韓国のハンコックタイヤ(Hankook Tire)は9月7日、革靴ブランドの「YASE」と共同開発した廃タイヤで作られたシューズを発売したと発表した。
YASEは、2013年に設立された韓国に本社を置く革靴ブランド。韓国のオンラインファッションストアでサマーシューズカテゴリーの上位にランクインするなど人気を集めていると云う。
持続可能性を重要な課題として、摩耗して捨てられるタイヤのリサイクルを最優先課題の1つとして掲げるハンコックは、環境への影響を低減するという観点で同じビジョンを共有するYASEと、持続可能な素材と環境保護に取り組む「ZERO-LeaveNothingBehind(ゼロ・リーブ・ナッシング・ビハインド)」プロジェクトに着手。
タイヤと同様に日常的に地面に触れ、道路上で起こりうる危険から人々を守るという点や、靴底(アウトソール)の主原料にゴムが使用されていることなどから、コラボレーションアイテムとして履物を選び、環境に優しい廃タイヤで作られたシューズを共同開発し、韓国国内限定(9月現在)で発売した。
今回発売されるシューズは、チェルシーブーツ、チェルシースクエアブーツ、ダービーシューズ、ダービースクエアシューズなどのドレスシューズ4種とコンフォートインソール1種。靴のみでなく、靴箱やタグ、取扱説明書等のパッケージにもサトウキビの搾りカスから作られたリサイクル素材が活用されている。
ハンコックは、今回のコラボレーションを通して、まだタイヤを使う機会がない若い世代へ、ハンコックタイヤを体験する機会を提供。今後もYASEとのコラボレーションを続け、10月にはランニングシューズのラインナップを追加発売するとしている。
■ハンコックタイヤ:https://www.hankooktire.com/jp/