一括受電サービスを展開する中央電力は7月5日、「マンション防災サービス」を導入するマンションを対象に定額制の「マンション専有区画向けEV・PHEV充電サービス(月額3,000円)」の提供を開始した。同社によるとマンション専有区画向けの月額定額制充電サービスは業界初だという。
この定額制マンション専有区画向けEV充電サービスとは、管理組合や利用者本人が初期費用の負担をすることなく、利用者の駐車スペースに充電器を設置するもの。なおEV充電時の電力は実質再エネ100%(敷地内に設置した太陽光発電システムで発電した電気と実質再エネで充電器を稼働)を用い、CO2削減に貢献する(マンション1棟あたり10基設置の想定で年間約8tのCO2削減が可能)と謳っている。
利用契約者は月額3,000円の定額で、専有区画の充電器を利用できる仕組み。EV・PHEVの充電のために外に移動したり、アプリから充電の予約をしたり、充電の順番待ちをしたりする手間と時間が不要になるとしている。
マンション管理組合にかかる初期費用・ランニング費用は無料であるが、初回工事時はマンション1棟につき最大10基のEV・PHEV充電器を中央電力が設置する形を採る(工事条件等により増減がある)。後々、EV・PHEVを所有する居住者が増加するのに伴い、充電器の増設にも対応していく予定。
サービス対象条件
・マンション防災サービスを導入するマンションの専有区画
・平置き駐車場