ゼネラルモーターズ(GM)ブランドの新型シボレー コルベット(※1)が、ミッドシップエンジンレイアウトの採用や、デザインと快適性、パフォーマンスの高さなどが評価され、アメリカとカナダのジャーナリストが選ぶ「2020北米カー・オブ・ザ・イヤー(※2)」を受賞した。
なお、シボレー コルベットによる同賞の受賞は、1998年の5代目、2014年の7代目に続いて3回目。
1994年にクリストファー・ジェンセン氏によって創設された北米カー・オブ・ザ・イヤーは、革新性、デザイン、安全性、パフォーマンス、テクノロジー、ドライバーの満足度、バリューの観点から、優れた自動車に贈られる賞。
米国およびカナダを拠点に、雑誌、テレビ、ラジオ、新聞、ウェブサイトで活動するフリーランスの自動車ジャーナリスト約50名から構成される選考委員会により、選出される。
候補モデルの評価の後、監査法人デロイト社を介して個別投票され、各部門のファイナリストと受賞者が決定する。
受賞式は、1月13日、デトロイトのTCFセンターで行われ、コルベットのエグゼクティブ・チーフ・エンジニアを務めるタッジ・ジェクター氏に授与された。
ジェクター氏は、受賞式で以下のように話している。
「このように素晴らしい賞に選んでいただき大変うれしく思っています。
我々のチームはこの車に全身全霊を注いできました。それだけに、この栄誉ある賞をいただくことができてすべての努力が報われた気持ちです。
審査員の方々と同様に当社顧客の皆様にも大いに新型『コルベット』を気に入っていただけるものと確信し、実際に乗っていただけることを心待ちにしています」。
また、北米カー・オブ・ザ・イヤーのプレジデント、ローレン・フィックス氏は、以下のように話している。
「2020年モデルの『コルベット』はアイコニックなブランドの新たな時代を象徴する1台であり、市場からの盛り上がりも圧倒的です。
ジャーナリストの視点からも、これこそが『北米カー・オブ・ザ・イヤー』であることを体現する、GMが手掛けた最高傑作の一つと言えます」。
シボレー コルベットは、米国ケンタッキー州のボウリング・グリーン工場で2月から製造が開始され、納車はその後ほどなく開始される予定だ(※3)。
※1:日本国内における車両名称は、「シボレー コルベット」。
※2:北米カー・ユーティリティー・アンド・トラック・オブ・ザ・イヤー(NACTORY)。
※3:日本国内での最終的な仕様と価格は7月に決定される。またデリバリー開始予定は来年春以降となっている。