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2024年11月1日【MaaS】

チャリチャリ、佐賀エリアの「ほこみち」にポートを設置

坂上 賢治

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シェアサイクルサービス「チャリチャリ」は11月1日、佐賀市が指定する「歩行者利便増進道路( ほこみち )にチャリチャリのポートを設置した。ほこみちへのポート設置はチャリチャリとして初となる。

 

この「ほこみち」とは、行政府が定めた歩行者利便増進道路のことを指す制度(ほこみち制度)であり、その名称。にぎわいのある道路空間を構築することを目的に、令和2年に創設された道路指定制度。

 

ほこみちに指定された道路では、国・都道府県・市町村などの道路管理者が利便増進誘導区域を指定することで、道路空間を活用する際に必要となる道路占用許可が柔軟に認められるようになる。

 

例えば、歩道にベンチや休憩スペースを設けたり、マルシェやキッチンカーを置いたり、子供の遊び場として活用したりするなど、歩行者の滞留や沿道のにぎわい創出を目指す取り組み。そうしたなかで歩行者の利便増進に繫がるものとして、ほこみちへのシェアサイクルポート設置も、道路法施行令第16条の2により占用特例として認められている。

 

 

一方でチャリチャリは、公共的な移動手段を担う存在として、地域に寄りそいながらの成長を目指している。具体的な使い方では、スマートフォンアプリで専用の赤い自転車の鍵を開ければ、簡単に利用できる。ベーシックなじでん者の利用料金は1分7円、電動アシスト自転車は1分17円。展開面では2018年2月に福岡でサービスを開始。現在までに全国9都市、約7,900台の自転車と2,300か所以上の駐輪ポートを展開し、累計2,800万回以上の利用実績がある(記事掲載時点)。

 

 

今回、そんなチャリチャリが「ほこみち」へポートを設置した背景には、同社が予てよりSAGAアリーナをはじめ佐賀県の市内観光施設やJR佐賀駅等へのアクセスを改善し、市内の回遊性向上を目的に2024年5月より佐賀市に於けるサービスを展開していることがある。

 

また佐賀市は、佐賀駅サンライズ口(北口)からSAGAサンライズパーク方面へ延びる市道三溝線(サンライズストリート)や、SAGAアリーナを活かしたまちづくりも積極的に進めてきた。

 

そうしたなかで今般、駅からSAGAアリーナまでのアクセスをより強化し、二次交通の活性化を更に向上させるべく、佐賀市と協議を進めてきたなかで、チャリチャリとして初となる「ほこみち」へのポート設置が実現した。

 

佐賀県では、これにより、SAGAアリーナまでの移動利便性がより一層向上することが期待され、周辺地域のにぎわい創出や市内経済の活性化にも貢献できるものと考えており、チャリチャリでも、「まちの移動の、つぎの習慣をつくる」をミッションに、シェアサイクルという公共的な移動手段を担う存在として、まちや都市の移動における課題解決に取り組んでまいく構えだ。

 

 

 

ポート設置箇所(2024年11月1日時点)は以下の通り

 

・サンライズストリート 駅前中央2丁目6(佐賀市駅前中央2丁目6-14)

・サンライズストリート 佐賀商業高校前(佐賀市神野東4丁目12-41)

 

名称:チャリチャリ株式会社
代表者:代表取締役 家本 賢太郎
本店:福岡市中央区長浜1-1-34
URL:https://charichari.bike/

 

X (旧Twitter) : https://twitter.com/charichari_bike
Instagram : https://instagram.com/charichari_bike

 

【ポートオーナー募集詳細】
https://charichari.bike/portowner

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

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1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

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1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。