シェアサイクルサービス「チャリチャリ」は11月1日、佐賀市が指定する「歩行者利便増進道路( ほこみち )にチャリチャリのポートを設置した。ほこみちへのポート設置はチャリチャリとして初となる。
この「ほこみち」とは、行政府が定めた歩行者利便増進道路のことを指す制度(ほこみち制度)であり、その名称。にぎわいのある道路空間を構築することを目的に、令和2年に創設された道路指定制度。
ほこみちに指定された道路では、国・都道府県・市町村などの道路管理者が利便増進誘導区域を指定することで、道路空間を活用する際に必要となる道路占用許可が柔軟に認められるようになる。
例えば、歩道にベンチや休憩スペースを設けたり、マルシェやキッチンカーを置いたり、子供の遊び場として活用したりするなど、歩行者の滞留や沿道のにぎわい創出を目指す取り組み。そうしたなかで歩行者の利便増進に繫がるものとして、ほこみちへのシェアサイクルポート設置も、道路法施行令第16条の2により占用特例として認められている。
一方でチャリチャリは、公共的な移動手段を担う存在として、地域に寄りそいながらの成長を目指している。具体的な使い方では、スマートフォンアプリで専用の赤い自転車の鍵を開ければ、簡単に利用できる。ベーシックなじでん者の利用料金は1分7円、電動アシスト自転車は1分17円。展開面では2018年2月に福岡でサービスを開始。現在までに全国9都市、約7,900台の自転車と2,300か所以上の駐輪ポートを展開し、累計2,800万回以上の利用実績がある(記事掲載時点)。
今回、そんなチャリチャリが「ほこみち」へポートを設置した背景には、同社が予てよりSAGAアリーナをはじめ佐賀県の市内観光施設やJR佐賀駅等へのアクセスを改善し、市内の回遊性向上を目的に2024年5月より佐賀市に於けるサービスを展開していることがある。
また佐賀市は、佐賀駅サンライズ口(北口)からSAGAサンライズパーク方面へ延びる市道三溝線(サンライズストリート)や、SAGAアリーナを活かしたまちづくりも積極的に進めてきた。
そうしたなかで今般、駅からSAGAアリーナまでのアクセスをより強化し、二次交通の活性化を更に向上させるべく、佐賀市と協議を進めてきたなかで、チャリチャリとして初となる「ほこみち」へのポート設置が実現した。
佐賀県では、これにより、SAGAアリーナまでの移動利便性がより一層向上することが期待され、周辺地域のにぎわい創出や市内経済の活性化にも貢献できるものと考えており、チャリチャリでも、「まちの移動の、つぎの習慣をつくる」をミッションに、シェアサイクルという公共的な移動手段を担う存在として、まちや都市の移動における課題解決に取り組んでまいく構えだ。
ポート設置箇所(2024年11月1日時点)は以下の通り
・サンライズストリート 駅前中央2丁目6(佐賀市駅前中央2丁目6-14)
・サンライズストリート 佐賀商業高校前(佐賀市神野東4丁目12-41)
名称:チャリチャリ株式会社
代表者:代表取締役 家本 賢太郎
本店:福岡市中央区長浜1-1-34
URL:https://charichari.bike/
X (旧Twitter) : https://twitter.com/charichari_bike
Instagram : https://instagram.com/charichari_bike
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