日本通運(日通)の中国国内現地法人である華南日通国際物流(深圳)(以下、華南日通)は、10月24日(木)から社名を「日通汽車物流(中国)」に変更し、自動車関連物流を行う専門会社として新たに営業を開始した。
また、新社名への変更にあたり、10月29日(火)に本社で除幕式を行った。
華南日通は、2008年11月の営業開始以来、中国主要都市を結ぶ日通グループのトラック輸送網を活かし、自動車部品のミルクランや幹線輸送、同社のロジスティクスセンターを基点に組立工場へのJIT(ジャスト・イン・タイム)物流、また「Super SCM(Super-Supply Chain Management)運行管理パッケージ」として、専門チームによる24時間体制での部品の在庫・受発注管理や、車両運行管理などのサービスを提供してきた。
同社は今回、中国全土を対象とした自動車関連の物流事業に特化するため、海上輸送・海外引越事業部門を日通国際物流(中国)の広州支店に移管させて、中国での自動車関連物流を深化・高度化し、さらなる事業の拡大を目指す。
それに伴い、自動車関連物流に特化した会社であること広く周知するため、自動車を示す「汽車」を取り入れた「日通汽車物流」に社名を変更した。
今後、日通汽車物流は、既存の自動車関連部品調達物流に加え、EV自動車用部品の調達物流、保守部品物流、完成車輸送等の取り扱いを目指すとしている。
[会社概要]
– 新社名:日通汽車物流(中国)有限公司
(NIPPON EXPRESS AUTOMOTIVE LOGISTICS (CHINA) CO., LTD.)
– 旧社名:華南日通国際物流(深圳)有限公司
(NIPPON EXPRESS (SOUTH CHINA) CO., LTD.)
– 住所:広州市黄埔区东区街道枝山路8号A3棟2階
(2nd.Floor, Building A3, No.8, Zhishan Road, Dongqu Street,Huangpu District, Guangzhou City, Guangdong Province, 510530 China)
– 代表者:森下 武
– 従業員数:780名(2019年9月末現在)
– 倉庫面積:約169,000m2(全拠点計)
– 支店:8支店(広州、鄭州、上海、天津、大連、武漢、佛山、襄阳)
– 事業内容:自動車関連物流に関わる国内輸送業、倉庫保管・流通加工業、展示会物品輸送業、Super SCM