CBクラウド(CBcloud)は9月21日、新型コロナウイルスの自宅療養者に支援物資を配送する自治体向けサービスを、同日から本格的に開始すると発表した。
9月に入り、新型コロナ新規感染者数は減少傾向が見られるものの、感染症の専門家は、医療体制を改善させるためにはまだ十分な減少ではなく、学校の再開などにより再び増加に転じる可能性もある、との見解を示している。
CBクラウドでは、新規感染者数が急増した今年7月下旬から、運営する配送マッチングプラットフォーム「PickGo(ピック・ゴー)」を通じて、関西と九州の100~250万人規模の地方自治体で、自宅療養者の自宅に支援物資を配送。その数は、8月中の最も多い日には、300名を超えることもあったと云う。
そこで自治体に同様のニーズに関する個別ヒヤリングを実施したところ、物資は用意できても配送のオペレーションに課題を感じているケースが見られたことから、今回、自治体向けの「自宅療養者支援物資配送サービス」を、本格提供することとした。
波のある配送ニーズにも対応
荷主と配送パートナーを直接繋ぐ「PickGo」は、全国で30,000名以上の軽貨物ドライバーが登録する日本最大規模の配送マッチングプラットフォーム。日本各地に稼働可能な配送パートナーがいること、軽貨物という小回りの利く車体であることから、特にラストワンマイル配送に強みを持つと云う。
新規自宅療養者の数に伴い、自治体から届けたい支援物資量は日々変動するが、これまでの配送の定期契約では予め車両台数が決められているため、発注が少ない日は車両が余り配送コストに無駄が生じ、多い日は車両が足りず割高なスポット契約を追加しコストがかさむというように、増減する発注量への対応には課題があった。
「PickGo」では、発注毎に日本全国のドライバーの中から条件に合う配送パートナーと平均56秒(CBクラウド調べ)でマッチングするため、時々の物量に合わせた配送依頼も可能。また、送付先リストを提供することで、同社が効率よく配送できるルートを導き出し、送付先の数に応じた適切な便数の指定や配送ドライバーの手配、配送業務までを一気通貫で対応。配送状況もリアルタイムで確認できると云う。
CBクラウドは、これまでも東大阪市と包括連携協定を締結し、地域経済活性化の取り組み施策を連携して実施。今後も、「PickGo」を通じて自治体が抱える配送オペレーションの課題を解決し、新型コロナウイルス収束に向けて貢献していくとしている。
[自宅療養者支援物資配送サービスに関する問い合わせ先]
CBcloud株式会社 自宅療養者支援物資配送サービス担当
・電話:050-3131-1465
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■CBcloud:https://cb-cloud.com/
■(CBcloud)PickGo:https://pickgo.town/