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2023年1月1日【物流】

カーニバルグループ、大崎に自社開発検証拠点を新設

坂上 賢治

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Zホールディングスとイーストベンチャーズが出資する物流テックのカーニバルグループ( 本社:東京都港区、代表取締役社長CEO:川島康平 )は1月1日、東京都品川区大崎に自社開発検証拠点の〝大崎カーニバルビレッジ〟( Osaki Carnival Village )」を開設・営業を開始したと発表した。

 

カーニバルグループは、運送業界に於ける人手不足問題や多重下請構造など当該業界の構造的な課題にインターネットの力で立ち向かうべく、配送リソースの情報プラットフォーム企業を目指して2021年10月1日に創設。

 

より具体的には、衣料品・日用品・生鮮食品を中心とした特化型ECモールの在庫管理からロジスティクスサプライチェーンの構築・運用に至る迄をトータルで支援する。

 

更に全国の運送会社・倉庫会社とのネットワークとインターネット企業からのニーズを最適化する事で、トラックドライバーに特化した運送会社向け採用プラットフォーム「カーニバルジョブ( Carnival JOB ) 」、配送案件のマッチングプラットフォーム「カーニバルロジ( Carnival LOGI ) 」、ドライバー転職メディア「ランドパイロット.com( LAND-PILOT.com ) 」などを筆頭に、ECモールである荷主・物流会社・利用者の三方よしの仕組みづくりを目指している。

 

大崎カーニバルビレッジは、首都圏の物流を支える大崎へ自社オフィスとして専有面積55m2超の区画へ設けたもので、品川区地域振興部の商業・ものづくり課とのコラボレーション展開を踏まえて品川区が所有する事業用物件内のコンペティション参加を経て、拠点開設に至った。

 

そもそも同社は、創業地域の港区・渋谷区を拠点に事業運営を行って来たが、事業拡大に伴う従業員増加への対応とプロダクト開発・検証・カスタマーサポートチームを大崎カーニバルビレッジへと集約。このオフィス増床に伴い、自社の成長を担える人材の募集も開始した

 

「カーニバルジョブ」導入企業の一部抜粋

 

拠点所在地は、JR山手線・JR湘南新宿ライン・JR埼京線の大崎駅と、JR京浜東北線・東急大井町線・東京臨海高速鉄道りんかい線の大井町駅から徒歩圏にあり、品川区の工場地帯の中心部に位置している。

 

またビルの1・2階部分は品川区が保有する工場エリアとなっており、1階部分にはトラックヤード( 接車場 )を4バース分完備。最大で同時にトラック4台分の荷降ろしや積み替えが敷地内で可能となっている。

 

専有オフィスフロアの入り口には、カーニバル公式キャラクター( しくみか君 )の原寸大スチロールパネルを配置。最上階の4階テラスからは品川区の工場地帯とJR東日本の総合車両センターが一望出来る立地となっている。

 

なおビレッジ内は、仕事を超える楽しさをテーマに据えられた昼休み限定で最大5名分の公式昼寝エリア「Nup-Yard( ナップ・ヤード )」や、月曜日から土曜日の19時以降限定で従業員と来訪者へアルコール類を無償提供する「Carni-Bar( カーニ・バル )」が設けられている。更にプロジェクターを完備。最大50名以上を収容するイベント開催も可能となっている。

 

新オフィスの所在地
名称:大崎カーニバルビレッジ( Osaki Carnival Village )
住所:東京都品川区広町一丁目5−28 4階部分
アクセス:JR山手・JR湘南新宿ライン・JR埼京線大崎駅徒歩8分/JR京浜東北・東急大井町・東京臨海高速鉄道りんかい線大井町駅徒歩7分
無料駐車場:あり( 荷降ろしや積み替え等の一時利用に限る )

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

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1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。