ヤマハ発動機と、和歌山県で乗り物関連のベンチャー事業を行うglafit社は、より多くの人にパーソナルモビリティの利便性を提供することを目的に、効率的かつ効果的な製品開発に向けた業務提携を締結した。
今回の業務提携に伴い、ヤマハ発動機はglafit社に対して出資する。
この業務提携により、両社はglafit社の「GFR」シリーズをベースとした派生モデルを開発し、2020年春頃の販売を計画。その後も、両社は電動モビリティにおける強みを最大限に活かして、よりユーザー視点に立った、安心で便利で楽しいモビリティを提供していくとしている。
glafit社は、2017年に二輪ノンユーザーをターゲットにした、自転車でも原付スクーターでもない新しい電動ハイブリッドバイク「GFR-01」を発売。今回の資金調達により、製品開発と人員強化を行って経営基盤を強化、和歌山発のモビリティーベンチャーとして株式上場を目指す。
この提携に際し、ヤマハ発動機・執行役員MC事業本部長の木下拓也 氏は以下のようにコメントしている。
「このたびのglafit社への出資と協業につきましては、glafit社のものづくりと乗り物を通じて人への感動を創る想いが、弊社のビジョンと重なり、両社で乗り物の価値と可能性を拡げる使命が共有出来たからです。
ヤマハ発動機は、今後もこの様な新たな価値を創造するスタートアップへの支援と同志的結合を通じ、ネットワークで人々の可能性を拡げる活動を続けて行きます。」
また、glafit社・代表取締役社長の鳴海禎造 氏は以下のようにコメントしている。
「このたびのヤマハ発動機社との業務提携は、私たちの目指している『次世代の乗り物メーカー』へのビジョンに共感頂き、共にモビリティの価値と可能性を広げていく取り組みを、スタートさせる事ができると確信したからです。
今後もglafitは、世界中の人々に驚いて感動して頂けるようなプロダクトやサービスを提供して参ります。」
ヤマハ発動機は、2018年12月11日に、「ART for Human Possibilities」を旗印とする2030年長期ビジョンを発表。ロボティクス技術活用(Advancing Robotics)、社会課題へのヤマハらしい取り組み(Rethinking Solution)、モビリティの変革(Transforming Mobility)を推進することで、人々の可能性を拡げ、より良い社会と生活の実現を目指すとしている。
[会社概要]
<ヤマハ発動機>
– 会社名:ヤマハ発動機株式会社
– 所在地:〒438-8501 静岡県磐田市新貝2500
– 代表者:代表取締役社長 日髙 祥博
– 資本金:857億9,700万円(2018年9月末現在)
– 従業員数:10,564人(2017年12月末現在)
– 設立年月日:1955年7月1日
– WEBサイト:https://global.yamaha-motor.com/jp/
<glafit社>
– 会社名:glafit株式会社
– 所在地:〒640-8032 和歌山県和歌山市南大工町7-1 フォルテ北館
– 代表者:鳴海禎造(なるみ ていぞう)
– 資本金:300万円(2018年9月末現在)
– 従業員数:8人(2018年12月末現在)
– 設立年月日:2017年9月1日
– WEBサイト:https://glafit.com/