ファミリーマートとAirbnbは、全国のファミリーマート店舗を基軸とした、日本における宿泊事業の普及・拡大や、観光需要の更なる創出を目指すことを目的とした業務提携に関し、基本合意した。
なお、Airbnbとコンビニエンスストアとの業務提携は、日本国内では今回が初の取り組みとなると云う。
[業務提携の目的]
ファミリーマートは、1981年に1号店を出店し、国内では47都道府県に約17,100店、海外にはアジア6地域に約7,000店を展開している。
一方のAirbnbは、2008年に創業し、世界191カ国 8万1,000以上の都市で、ハウスシェアリングとルームシェアリングのマーケットプレイスを運営している。
今回の提携では、日常生活になくてはならない社会生活インフラとして商品やサービスを展開するファミリーマートの知見と、グローバルな旅行コミュニティマーケットプレイスであるAirbnbの持つ知見を融合。
ファミリーマート各店舗が、多様な情報・サービスの発信地点となり、かつ宿泊施設提供者(ホスト)や宿泊者(ゲスト)がいつでも気軽に訪れる地域拠点となることを目的としていると云う。
[主な検討事項]
●宿泊事業を始めとするAirbnbサービスの質の向上に向けた、ファミリーマート店舗を活用したホストおよびゲスト向け商品・サービスの開発・提供
‐鍵の受け渡しサービス他
●Airbnbの認知向上に向けたマーケティング・プロモーション活動
‐店舗および各種メディアを使ったプロモーション活動の検討他
●ファミリーマート、Airbnb双方とパートナーシップを締結している企業との取り組みの検討
‐さまざまな業種の企業とのコラボレーションによる、ホスト・ゲストの宿泊事業活用のサービス向上への検討他
●地方創生、地域コミュニティ発展を目的としたサービス・枠組みの検討
‐地域に根ざした宿泊普及拠点としての、ファミリーマート店舗インフラの活用他
[今後について]
ファミリーマートとAirbnbは、相互に連携し、多様な商品やサービスの開発・ 提供、マーケティング活動の推進により、宿泊事業の普及・拡大およびシェアリングエコノミーの発展を通じた地域経済の活性化を推進していくとしている。
[会社概要]
<株式会社ファミリーマート>
設立日:2001年7月2日
本社住所:東京都豊島区東池袋3-1-1
代表者:代表取締役社長 澤田貴司
事業内容:フランチャイズ・システムによるコンビニエンスストア事業
店舗数:国内17,114店、海外:6,957店 合計:24,071店(2018年4 月末現在)
<Airbnb>
設立:2008年
本社住所:888 Brannan St, CA
代表者:Brian Chesky
事業内容:オンラインマーケットプレイス及びオンラインホスピタリティサービスの運営
グローバルリスティング数(登録部屋数):500万、通算ゲスト数:3億人
国内リスティング数(登録部屋数):6万2千、国内利用ゲスト数:約580万人