オリックス自動車は、商用車両を担保とする融資の保証業務で千葉銀行と業務提携し、4月16日から「東京都動産・債権担保融資制度」での取り扱いを開始する。
東京都は、独自の制度として、都内中小企業に新たな資金調達の手段を提供するため、中小企業が保有する幅広い動産や債権を担保として活用できる「東京都動産・債権担保融資制度」(※) を、2014年5月1日から実施。
オリックス自動車は、同制度が対象とする担保物件のうち商用車両の価値評価、担保設定および当該融資の債務保証を行う役割を担ってる。
動産担保融資(ABL)は、従来の慣行である土地などの不動産を担保とする融資とは異なる資金調達手段で、法人・個人事業主にとって資金調達の選択肢が広がることから、さらなる普及・拡大が期待されている。
全国の地方銀行は、ABLに積極的に取り組み、2016年は2012年比で件数が5.8倍、融資額は6.4倍(9,408件・1兆2,957億円)と増加している。
[地方銀行 ABL 実績(年度末)]
オリックス自動車は、約130万台の車両管理やリース・レンタルアップ車両を中心とした中古車販売などで培った車両に関する専門性を活かし、これまでにも105行の金融機関と商用車両の動産担保保証で業務提携し、中小企業の多様な資金ニーズに対応。
今後も、車両の価値評価に関するノウハウを活用し、さまざまなサービスを提供していくとしている。
※制度の詳細:東京都産業労働局 東京都動産・債権担保融資(ABL)制度:
http://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.jp/chushou/kinyu/yuushi/abl/