ブリヂストンは2月5日、2022年度定期採用活動(総合職)から職種別採用を導入すると発表した。採用後に適正をみて配属を決める、従来型の「ポテンシャル採用」に加え、対象となる職種を予め決める「職種別採用」を導入することで、職種志向が強くキャリアプランが明確な優秀人財の採用を強化すると云う。
ブリヂストンでは現在、中長期事業戦略の実行化を支えるHRX(ヒューマンリソース・トランスフォーメーション)を進めており、今年1月には、ジョブ型コンセプトを一部導入した新しい人事制度に移行。今回新たに「職種別採用」を導入することで、人財ポートフォリオの明確化と人財の採用・育成・最適配置を進め、経営体質を更に強化する。
職種別採用では、「デジタル職」や「研究開発職」、「セールス・マーケティング職」等、職種ごとに募集コースを設け、学生が応募時に選択した希望職種への内定時配属を確約。採用活動には、配属先の従業員も参加して、職種に最適な人財を採用する。
なお、入社後の「社内公募制度(※1)」や「ジョブマッチング制度(※2)」活用による本人のキャリアパスに応じた職種変更も可能とする。
ブリヂストンでは、「2050年にもサステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供している会社であり続けること」をビジョンとして掲げ、その実現に向けて中長期事業戦略を推進。その実現を支える多様な人財の成長・活躍を促進するため、人事システム・組織の抜本的改革、人財採用・育成強化など、独自のHRXを進めている。今回の「職種別採用」導入は、そうした取り組みの一環として行われると云う。
※1)社内公募制度:人財を求める部署が募集職種を社員に公開し、応募者から選抜する人事異動制度。
※2)ジョブマッチング制度:社員自らが能力や強み・実績を人事データベースに登録し、高度な専門性やスキル、知見を持つ人財を必要とする部署のニーズと符合させる人事異動制度。
<(参考情報)2021年・2022年度採用人員計画>
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