ブリヂストンは12月22日、環境分野で権威のあるNGOのCDPより、水セキュリティ対策について優れた取り組みを行っている企業として、最高位の「水セキュリティAリスト」企業に選定されたと発表した。
CDP2021の水セキュリティ分野の評価対象企業約3000社のうち、同社を含む118社が選ばれている。
同社は2050年を見据えた環境長期目標の中で、水資源の保全を含む生物多様性ノーネットロスへの貢献を目指している。ブリヂストングループにとって、水は事業継続にとって不可欠な資源であるとともに、水を利用する企業の責任として、水資源を持続可能な形で利用していくことが重要だという。
ブリヂストンによると、今回の「水セキュリティAリスト」企業への選定は、2020年に策定した、公平かつ持続可能な水の利用に向けた「ウォータースチュワードシップポリシー」に基づき、水ストレス地域に立地する生産拠点を中心に地域環境に応じた具体的なウォータースチュワードシッププランの策定・実行を進めていることが評価されたもの。取り組みの具体的な成果として、2020年にはアルゼンチンのブエノスアイレス工場で取水量を2005年対比65%削減、トルコのイズミット工場では同35%削減している。
同社代表執行役 Global CEOの石橋秀一氏は、今回の選定にあたり次のように述べた。「ブリヂストングループにとって、水は事業継続に不可欠な資源であるとともに、その保全や公平な利用に貢献していく責任があると認識しています。当社グループは、サステナブルなソリューションカンパニーとして、商品のライフサイクル、バリューチェーン全体を通して、ステークホルダーと共創しながら、持続可能な社会の実現に向けて、これからも積極的に取り組んでいきます。」