ブリヂストンは、10月20日に開催された「Bridgestone World Solar Challenge（ブリヂストンワールドソーラーチャレンジ/以下、BWSC）」のゴール後のセレモニーで、BWSCのタイトルスポンサー契約を更新し、2030年までの大会サポートを継続することを発表した。

この契約は、BWSCを主催する南オーストラリア州政府観光局との合意に基づくもので、継続期間は、2030年までの10年間となる。

BWSCは、オーストラリアのダーウィンからアデレードまでの3,000kmを走破する世界有数のソーラーカーレースで、1987年に開始され、今年で15回目。

「ソーラーカーの開発への貢献」「若きエンジニアのサポート」「太陽光という新たな動力源を活用することによる環境への貢献」を主目的としており、参加チームはこのレースに向け、世界で最もエネルギー効率の高いソーラーカーの設計、製造、開発に挑戦している。

ブリヂストンは、このBWSCのタイトルスポンサーとして、2013年から大会をサポート。今回、タイトルスポンサーの契約を2030年まで更新した。

ブリヂストンは、タイトルスポンサーとして大会をサポートするだけでなく、出場チームへのソーラーカー用タイヤ「ECOPIA with ologic」の供給も継続。モビリティ社会や環境への貢献、若手技術者の支援を行っていきたいとしている。

契約継続に際して、ブリヂストン代表執行役CEO兼取締役会長の津谷正明氏は、以下のように話している。

「次世代のモビリティ開発を担っていくクリエイティブでインスピレーションあふれる才能を持った多くのチームの皆様と一緒に仕事ができ、大変うれしく思っています。
　本日、ブリヂストンは、タイトルスポンサーを10年延長する契約に署名しました。今後10年間、チームの皆様と『Dream Bigger. Go Farther.』の旅をいっしょに続けていきます。私たち自身の未来のために次世代のモビリティの発展に取り組んでいきましょう」。

また、南オーストラリア州の貿易・観光・投資大臣のデイビッド・リッジウェイ氏は、以下のように話している。

「ブリヂストンとこのようなパートナーシップを締結できたことを誇りに思います。BWSCが今後の持続可能エネルギーである太陽光エネルギーの課題解決にむけて、南オーストラリア州および世界中の技術革新並びにイノベーション変革の証しになると期待しています」。

※タイトル画像：右から、南オーストラリア州、貿易・観光・投資大臣のデイビッド・リッジウェイ氏、ブリヂストン代表執行役CEO兼取締役会長の津谷正明氏。

■BWSCに関するブリヂストンの取り組み：https://www.bridgestone.co.jp/bwsc/