地方発のベンチャー企業、エアモビリティで地域活性化を目指す
伊勢志摩に拠点を置くブレイクマーケティング&マネジメント( Blank marketing&management/ 本社:三重県志摩市、代表取締役:増田晋太郎、以下BMM )は9月11日、2023年の「空の移動革命」を見据えエアモビリティプラットフォーム開発を本格的に始動させると発表した。
BMMは、自治体向けに観光に係るデータを活用したプラットフォーム構築支援や、志摩市では初のミニマムホテル「ザ・サークル アパートメント( the circle apartment )」、ヨガスタジオや託児所が併設したサテライトスペース「サークルサテライト( the circle satellite )」を運営するなど地域に向けて観光データを分析しながら様々な取り組みを行っている。
そんな中で、三重県の観光課題でもある二次交通の課題解決に向けてモビリティ市場に本格的に参入する構えだ。
東京から箱根まで電車で1時間半掛かる所を35分程で移動可能
BMMは具体的に、地方の二次交通の課題解決に向けてエアモビリティチャーターアプリ「AIRC」を今年12月にリリースする。これによりタクシー配車アプリ「GO」やUberのようにモバイルから簡単にヘリコプターを呼ぶことが出来る趣向だ。
BMMによると、このアプリは個人情報とクレジットカード登録で簡単に会員登録ができ、日本語だけでなく、英語、中国語、韓国語など5カ国の言語に対応するなど、アジア圏への展開を見据えたUI/UXを開発・実装している。
アプリ操作では現在地から近くのヘリポートを案内し、行きたい場所と時間、人数を選ぶことで簡単にヘリをチャーターすることが出来、東京から箱根まで電車で1時間半掛かる所を35分程で移動可能と言う。価格は一人当たり30,000円〜からを予定しており、今後のインバウンド需要や富裕層の移動を視野に据えている。